先日の日曜日に支部の成人第一部決勝戦の三審制の球審を担当し二時間三十分の試合を無事にやり切りました。今年最後の試合とあり今年の改善成果を発揮する場として意気込んで臨みました。

 今年は、投球判定に悩む時期があり捕手や打者の反応を見ながら判定のゾーンを探るような日もありました。これを改善するためにゲットセットの形を基本に忠実な形にし捕手に近づき捕球をしっかり見ることを昨年から取り組み、その結果を確認する試合と自分で位置づけて臨み、結果は自身では満足のいく試合となりました。

 自分の中で決めていたポイントは、厳しいぎりぎりのストライクをストライクと強く判定しそれをスリーストライクの時でも強くコールすることです。今年は打者の反応を気にするあまりスリーストライク目が狭く打者に見逃されるシーンが多くあり見逃しの三振をコールすることが少なかったと感じています。

 これを直したいと思いスリーストライク目で「どっちだ」という投球は積極的にストライクをコールし、打者に文句を言わせない自分が自信をもってストライクと判断したことを示すために最大限強くコールしました。

 また、あるイニングで走者が二塁に盗塁した際、捕手の送球を打者が守備妨害した場面でも強く守備妨害を宣告できました。

 ただ一点、間違った判断があって攻撃側ベンチから確認の依頼がありましたが、クルーと確認をしその結果を最終判断として示せたのも良かったのではと思っています。

 毅然とした投球判定や妨害の判定をきちんとやった結果、捕手との関係性がよくなったような感じがし、そういう意味からも手ごたえがあったというか、何かつかめた気がした試合でしたので来年に生かしていきたいと思いました。

 試合後には審判の重鎮の方が見ておられたので、ご挨拶しご指導をお願いしたところ、「非の打ちどころがなかったよ」と最大限のお褒めの言葉をいただき本当にうれく「次回も頑張ります」と深々と頭を下げ挨拶させていただきました。

 今年は84試合の審判をさせていただき、私にとっては過去最多の年間試合数となりました。全国大会や二人制の試合も数試合あり、振り返ってみると充実した一年となりました。

 来年は、今年のゲットセットの形をキープしつつ投球判定の精度向上に引き続き注力していきたいと思います。また塁審では、リードステップやステップアップターンがよっこいしょという感じなので、素早いリードステップからの素早いリアクト、素早いステップアップターンで次のプレイに素早く備える。スピード感やキレをもってプレイに備える、待ち受けるをやっていきたいと思います。

 今年は33年勤めた会社を定年前に退職し、自分の周りの環境も大きく変わるなどしましたが無事に一年を終えられそうです。少し早いですが今年一年もいろいろな方にご指導やご協力いただいたおかげと感謝申し上げます。

 

 

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