最強のかめサン、

最高にイイ女でした。

 

美しくて、たおやかで、こまやかな愛情に満ちて……。

 

旦那さんに「ブスの鑑」なんて言われてましたけど

 

「ぶ」は舞台女優ね、

 

「す」は素晴らしき女性 って意味ですよ、

 

きっと。

 

どの表情もどの仕草も

お客さんを沸かせるためのサービス精神。

もう大奮闘です。

 

雲さんが助けに花道から現れた時の

かめサンの眩しい笑顔。

ほんとにカワイイ笑顔でした。

舞台を照らす太陽のよう。

 

あんなイキイキと輝いている八重子さんを

新派では最近見ていなかったかも知れません……。

 

悲劇を得意の新派のトップスターが

今月はこんなに素敵なコメディエンヌになっている。

これぞ芸域の広さというものです。

 

皆様、どうか新派公演にも足をお運び下さいね。

 

あんた新派の何なのよ、

と言われそうですけど(笑)

 

 

で、雲さん。

 

いいえ舟木さま。

 

もう震えました。

凄すぎ!素敵すぎ!!素晴らしすぎ!!!

 

(変に思われるからやめましょうね。

 も~今月は二股?姦通罪???)

 

お陰で今日は魂の抜け殻です。

私の霊魂行方不明。

来月の浅草までには帰って来るかな~。

捜索願出さないと。

(受理されません!)

 

もーあの舟木さんの立ち回り。

綺麗な言葉じゃなくて恐縮ですが

ほんとッ

 

やばい!

 

何であんな凄いこと出来るのか不思議です。

 

刃が鞘から抜けなかろうが、

最後に収まらなかろうが、

半分まで入って向きが逆だってわかって

入れるのやめちゃおうが、

 

もッ、んなこたあどーでもいい。

お見事過ぎます。

 

まだ御覧になっていらっしゃらない方、

お覚悟下さいね。

 

舟木さんが素敵すぎて

失神者続出。

大阪中の救急車が新歌舞伎座に集まってますからネ!

 

(うそ、大げさ、まぎらわしい???)

 

作品の大きさ…

雲さんの大きさ……

舟木さんの大きさ………

 

私がこれを理解するには

百万年かかりそうですけど

 

田口さんをひっぱたいて

 

はい、これで帳消しでんす。

くめさん、頼みましたよ

 

って言ったときの舟木さん。

なんかもう

この人の中に宇宙があるのかな

と思ってしまう包容力……

 

いつもの格好いい~!

っていうんじゃない凄さに

もうタジタジになってしまいました。

 

なんて底知れぬ素晴らしさ。

 

そして今月のオンステージ。

特に夜の部、、、

今まで見た中で最高の歌のステージでした。

 

心は前に引っ張られて、

体は圧倒されて後ろに持って行かれるよう、、、

どっちに行っていいかわからなくて

私の頭は、、、

 

赤べこのように揺れていました。

(もうちょい良い表現はないのかね)

 

アンコールで「哀愁の夜」の

イントロが聞こえたとき、

きゃー だか ぎゃー

だか叫びそうになりました。

 

出入り禁止になっちゃうんで

抑えましたけど。

 

立ち回りでは

わああ って言ってましたけど(笑)

 

舟木一夫さま。

わかっちゃいるけど

やつぱり唯一無二、

空前絶後の存在です。

 

 

そ、

今月のお芝居は葉山さんも素敵でしたね。

 

頭(かしら)、嘘じゃなかったでしょう、

信じてて良かったでしょう。

 

なんて愛情こもった台詞でしたでしょう。

美しくて、つつましくて……

 

なのに夜の部の踊りは

恐ろっしいの(笑)

 

やっぱり舟木さんの座組は素晴らしいですね。

どうかまた八重子さん呼ばれますように。