怖いけれど、思い切って聞いてみました。

 

望「もしかして、篠君、私のことも、俺は本当に望が好きなんだろうか?とか思ってない?」

篠「そうは思ってないけど、でも、望は俺のどこが好きなんだろうか?とは思う」

望「なんで?」

篠「さっきだって、鼻ほじったら不快とか言うしさ」

 

一緒に飲みながら、篠君は、ぐりぐり自分の鼻に両指を突っ込み

何度もほじっていました。しかも、その辺にパラパラと

まき散らしていますガーンこんなの、誰が見ても不快になると思います。

不快だから止めて欲しい、ときちんと伝えないと

篠君は何が悪いのか分からないのではっきり伝えたのでした。

 

望「確かにそう言ったけど、悪い部分も知った上で、すべて含めて好きだよ」

 

望「篠君はさ、自分で自分にストップをかけちゃう癖があるんじゃない?」

上手く表現できませんが、篠君はどこか冷めた部分があって

闇を抱えていると感じる時があります。

すごくのめり込む前にブレーキをかけて

自分が傷つくことを防いでいるような気がします。

失ったときに受けるダメージを減らすための防御をしているようです。

だから、好きなことでも、どうってことない、どうでもいい

という表現で素直に愛情を表現することが苦手なようなのです。

 

これは勝手な私の推測ですが

おそらく、篠君の幼少期からの親子関係が影響しているのではないかと思っています。

心から自分を信頼して愛してくれる存在が親だと思いますが

その親子関係をうまく築くことが出来なかったのでは?と。

自分は愛されるべき人間だという自信がないので「自分なんか」という

自己否定の考えに陥り、周りを信じきれなくなっているような気がします。

 

ここまでは言いませんでしたが、心理学的なことを語ったところ

 

篠「俺になんか壺でも売りつけようとしてんの?」笑い泣き

ですって。

 

篠君が私の篠君を想う気持ちを信じられないとしても

確かなことはひとつ。

 

望「篠君は私にとって救世主みたいなもんだから」

 

篠君と出会った頃の私は、自信がなく、自分の価値が見いだせずに

一生、出口のない暗いトンネルを歩き続けなくてはならないような

気がしていました。鬱っぽくなっていたかと思います。

実際に、メンタルヘルスとか、心のケア、といった病院を

検索していました。

篠君に出会って光がさして進むべき方向性が

見えてきたとき、温かい気持ちになり救われた気がしました。

だから救世主ですニコニコ

私を愛してくれて傍にいてくれる存在に救われています。

私もずっと篠君を愛して傍にいたいと思っていますドキドキ