おはようございます
『ミュージカル薄桜鬼 黎明録』
東京・京都全20公演全てを終えることが出来ました
ご来場くださった全ての方々に厚く御礼申し上げます
とても思い入れのある作品『薄桜鬼』
シリーズにとって新たな門出となる作品に関わることが出来たことをとても幸せに思います
素晴らしいキャストとスタッフに囲まれて、とても充実した時間を過ごすことが出来ました
新見錦という役は自分にとって挑戦の連続でした
自分にとって初となる2.5次元と言われる舞台
観て頂いた方に原作のキャラクターが画面から出てきたと思って頂くことが一つの目標でした
役を頂き、
誰よりも新見錦という人物を愛しました
作品のファンとして思い描く新見錦と作品における役割の間での葛藤は最後までありました
常に新しい表現を探していました
どこまでやっても役の正解なんてものは見つかりませんが、その時の自分が出せる答えは常に提示し続けることが出来たと思います
もっと長く公演をしていたかった
20公演もやりましたが、千秋楽で気付いたことや見えたモノもたくさんありました
芝居の楽しさに改めて気付かせて頂いた二ヶ月でした
毛利さんの書いてくださった歌詞に込められたメッセージが千秋楽を演じている時に身を以て感じました
もちろん既に理解はしていましたが、大袈裟ではなく意味を体感しました
熱く生きろ
眠れぬ夜に別れを告げる時
信じ抜けば渇きが癒える
その手が今届く
桜舞う時がまた巡り
生きる意味胸に問いかける
熱く生きろ 夢に向かって
熱く生きて その夢掴み取れ
今の僕らにとってこれほど合う言葉はありません
歌いながら様々な感情が溢れるのを全身で感じました
この作品は今後の役者人生において間違いなく転機となる作品です
この時、この場所にいられて幸せでした
土方篇から始まった僕の薄桜鬼ですが、
僕にとっての薄桜鬼は“黎明録”になりました
本当にありがとうございました
全ての出会いに感謝します
功希