陸上自衛隊悪魔の辞典 「ろ」 | 作家・篠山半太の雑用紙(著述業・法学・政治学・語学・時事・映画評論・教養)

作家・篠山半太の雑用紙(著述業・法学・政治学・語学・時事・映画評論・教養)

作家・篠山半太が著述業・法学・政治学・語学・時事・映画評論・教養などについて雑感を書き留めるブログ。

六四式:(名詞)六四式小銃。64R。教育部隊の基本装備。7・62ミリNATO弾使用。通常弾はBallと呼ぶ。我が国戦後初の、国産小銃。別名、アタレ銃、または単に六四(ろくよん)。部品がしょっちゅう脱落するので、黒いビニールテープで脱落防止措置を取る必要がある。部品数がとにかく多く、分解結合・整備に手間がかかる。照門と照星(特にボサの中を前進するとき)が倒れる。可愛い銃だがもうボロボロで、編者は二回ほど射撃時の動作不良を経験している。なお切替軸部が右にあるのは匍匐前進(第一から第五まであるが、第五はベッタリ。「怒りの匍匐」である)の時に勝手に切替軸部が切り替わらないようにするためである。射撃訓練の際には腕時計を右手に付け替える者が主流だったが、最近はナンセンスとして左手のままで射つことも多い。空自では八九が存在せず、陸のお下がりの六四のみ。なお射撃予習時にはバディが紐で槓桿を引き、反動を再現する。八九式は槓桿が右についたので、手で引くだけで射撃予習ができるようになった。なお、海自では部品の名称が違う部品がある。編者の教育隊には元海上保安官がおり、同期で唯一、六四式の射撃経験があった。


ローカルルール:(名詞)陸上自衛隊で駐屯地ごとや部隊ごとなどに存在する規則。明文ではないことがほとんど。極めて多い。


ロスケ:(固有名詞)ソ連、またはロシアのこと。現在は死語となりつつある。