自分のペース | クライミングパンツが買えない
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デッドラインをしたい過激派ねぼすけさん、夜勤明けお疲れさまです徳さんと、低姿勢に定評のあるなべちゃんとで奥吉野へ


の前、道中の車内で話し合っての






まずはコッチ来ました。


ギラギラなべちゃん徳さんとイマイチ気持ちが入らない僕でトライ


ねぼすけさんはスポット、撮影など。ありがとうございました。


で結果、







写真無いけど二人は安定して完登、僕敗退( ´△`)


なべちゃんは初の二段だけど、安定感の塊でした。おめでとう!


その後も色々アドバイス頂いたのに全く活かせてない登りでダメダメ


で、奥吉野のデッドライン四段へ













まんまみーや。とんでもないラインだ。


僕は温存(昼寝)、他の皆さん頑張る


で、ねぼすけさんワンテン…


1日目で半端無いです…


繋げはダメで、次ウーバ二段


時刻は夕方。急いでトライ。


僕は離陸すらできない。これには焦った。


左手をねじ込んでどうにか離陸し、2手目が止まったトライでとりあえずぐいぐい進んで核心手前で落ちた。


き、強度高いな…


これはみんな仲良く敗退。でもなべちゃんの進み具合が素晴らしい。惜しいな~、次来たらできそう。


撤収し豚太郎でfinish.











話は変わりますが…


まず、クライミングにおける取り組み方は人それぞれで、以下の文章は私個人の場合という断り書きをしておきます。







ねぼすけさんから、ウーバについて「自分のペースで焦らずやれば、絶対登れるようになるよ」というメッセージをラインにて頂いた。


周囲のクライマーが強いこと、それはとても幸運なことだ。自分の登りと比較して、良いところを吸収できる。


でも、そういう環境に居て、どうしても見失いがちなのが自分のペースである。


同じ課題をトライしたとき、強い人たちの起こすムーブができない。足が残らない。スタートが切れない。。。


不毛な感情だと頭では理解していても悔しいものは悔しい。まあ、その感情を日々のトレーニングにぶつければ不毛ではなくなるのかもしれない。


しかし、その目指す先があまりにも高かったり、目標自体が進歩を続けているのであれば、悔しさは姿を変えて負け犬根性に陥ってしまう場合もあるし、そうなるとクライミング自体のモチベーションも下がる。


僕が言った、「自分のペースを見失う」とはこういう状態を指す。


しかし…


こういう状態に陥っているときは大抵、目指す先の積み重ねてきた努力・経験が頭から飛んでいる。


僕はクライミングを始めてたかだか3年程度の人間だ。


その程度の人間が、自分よりも多くの時間を登ってきた人と、上手さ、強さを比較して羨むのは何か違うし、なんなら失礼だ。第一、クライミングの成長曲線なんて人それぞれなのに。人によっては、クライミングを始めて1ヶ月で初段が登れるかもしれないし、日々の努力を積み重ね、10年目に初めて初段が登れる人もいるだろう。


クライミングとは、自己満足である。自分を見つめ、分析し、弱点を克服し、小さな改善を積み重ねた結果の、自らの成長を素直に喜ぶこと。


クライミングにおけるグレードは、その成長を知る手がかりとなる指標である。


初心にかえって、自分のペースを取り戻し、目指す目標を適切に設定して頑張ろうじゃないか。


ひょっとすると、自分にとっての目標は誰かの通過点なのかもしれないし、強い人にとっては「お手頃な課題」なのかもしれない。


でも、そんなことは関係ない。5級だろうが、5段だろうが、自分にとっては目標であり可能性であり、(低いボルダーでも高いマルチピッチでも)努力無しには越えられない、遥かなる高みなのである。




とまあ長々と書いてきましたが、要するに「他人と比較して喜ぶのではなく、自分自身を見つめて頑張ろう」っていう自分への戒めです。


相対的な優劣より、絶対的な成長。


自分が最初にクライミングにはまった理由じゃないか…


初心に帰ろう。