昨日開催の「噺の会じゅげむ」の定例会(Vol.345)、
第131回「高槻市民寄席(吉例顔見世大興行)」の模様です。
おかげさまで、入場者188名の大入満員となりました。
一席目は、私・寿亭司之助の「火男(ひょっとこ)そば」。
「おかめそば」に対抗してこしらえた「火男そば」とは?
江戸落語の小咄を上方風にアレンジしました。
二席目は、高月亭すばるさんの「小説・鬼平犯科帳【穴】」。
これは、落語ではなく、池波正太郎氏ファンのすばるさんが、
小説の一節を覚えて高座で披露するものでした。
※ 日本文藝家協会の著作物使用許諾済
三席目は、三流亭志まねさんの「豆味噌」。
味噌豆のつまみ食いで、商家の旦那と丁稚さんの
知恵比べ。ところが、思わぬ場所で鉢合わせ!!
四席目は、潮吹亭くじらさんの「世帯念仏」。
最初から最後まで、念仏を唱え続けます。
でも、家族への小言ばかりで、とても信心とは
言えない行動ばかり・・・。
五席目(中トリ)は、南茶亭おすしさんの「蒸発」。
桂文枝(前・三枝)師匠の創作落語で、一時期、
テレビで流行った蒸発者を探す番組のパロディ。
蒸発者にはいろんな理由があるものです。
お茶子は、志熨家かりん、寿亭さや豆の母娘コンビ。
六席目は、歩鱈小酔さんの「書割(かきわり)盗人」。
家の中に家財道具が何も無いので、知人に絵の道具一式を
描いてもらいます。そこへ泥棒が入り、道具が絵だと分かると、
どういう訳か、泥棒は盗むふりをし始めます。
七席目は、六弦亭ざくろさんの「ギター弾き語り」。
ざくろさんはラテンギターの名手なので、時々、
その腕前を披露していただいています。
今回は、「ラ・マラゲーニャ」、「恋路物語」、
「エル・クンバンチェロ」の3曲でした。
※ 「恋路物語」は、ご本人の作詞作曲。
「エル・クンバンチェロ」では、お茶子の寿亭さや豆も
タンバリンで参加しました。
トリの八席目は、洋酒家巧駆さんの「延陽伯」。
主人公が嫁をもらうのですが、その嫁さんというのが、
元はお公家さんの屋敷に奉公していて、話し言葉が
滅茶苦茶に難しく、それが元で大騒ぎになります。
正月公演は、顔見世興行なので番組が多くなりますが、
独特の雰囲気でいつも以上に盛り上がります。
打ち上げは、インド・ネパール料理のお店で、超満腹に・・・。
落語のことをもっと知りたい方は → 「噺の会じゅげむ」のHP
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