リドリー・スコット監督、マット・デーモン主演となれば、
私のテンションはいやが上にも盛り上がる。
前評判も上々。

とは言え、映画館では観ることができなかったので、
DVDのリリースを待って、先日、やっと観た。

十数年前の映画「レッドプラネット」や「ミッション・トゥ・マーズ」などの
火星を舞台にした映画は、突っ込みどころも多かったが、
なかなか面白かった。

と言うことで、期待度大の映画鑑賞となる。

確かに期待どおりよくできている。
原作を読んでいなければ、よく分からない場面や
突っ込みどころが多いのは、時間枠のある映画制作ではやむを得ない。

火星に一人取り残された宇宙飛行士のサバイバルがテーマ。
不可能を知恵と気力で生き延びる。
まあ、運も必要だが、それだけの知識も無いと成り立たない。
それだけ宇宙飛行士は選ばれた人間だと言うこと。

宇宙ものの映画としては、珍しく、誰も死なない。
ほとんどのシーンが一人芝居だが、ドラマも多い。
それを主人公は前向きに解決していく。

ところが、後半の絶体絶命的な危機を某国が救ってくれる。
実際はちょっとあり得ない展開に違和感を感じる。
でも、ここは原作のとおりなので、脚色のしようがなかったのかも。
(というか、某国から資金援助を・・・?)。

そこのところが、どうにも引っ掛かって、
最後のクライマックスものめり込めなかった。
多分、もう一度観ることはないと思う。
(「レッドプラネット」や「ミッション・トゥ・マーズ」は何度も繰り返し観ている)


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