今、アラブで在イラク日本大使のスピーチが「大変素晴らしい!!」「大変ヒューマニズムで日本人は本当に魅力的な民族だ!!」と称賛されています。
イラクではいまだに、過激派組織IS=イスラミックステートと政府軍の激しい戦闘が続き、完璧な平和とは程遠い場所もあります。
そんな国で日本人やイラク人スタッフともに、日本式の教育を導入するよう働きかけたり、様々な問題を解決するように力を入れておられる方がおられます。
在イラク岩井大使です。
在イラク日本大使館のHPを通してイラクの方へスピーチされました。
しかも、イラクのユニフォームを着て、完璧なイラク方言で!!!
※アラビア語は、それぞれの国に属する方言があります。極端すぎるたとえで言うならば、日本でいうと標準語と関西弁とか地方の方言の違いと言った方が分かりやすいかもしれません。
日本語訳(間違っていたらお知らせください。)
『やぁ!元気かい?
イラクで日本の大使をしている岩井です。
昨日今日と暑い日が続いていますが、断食で体調を崩さないでくださいね。
なんといっても、明日は大事な大事なサッカーの試合がある日なんですからね!
しかし、私は本当にどちらを応援するべきか迷っています。
私はイラク人を兄弟だと思っていますし、イラクは第二の祖国ですからね。
しかし、サッカーを愛する気持ちは日本とイラクをつなぐものです。
みんなで両方のチームを応援して、選手たちによいプレーをしてもらい、W杯に一緒にいこうじゃありませんか!
この試合にイラクが勝ったら私は心から祝福しますので、日本が勝ったら皆さんは今後の試合で日本を応援してあげてください。
明日の試合をお互いに楽しみましょう!!』
本当に岩井在イラク大使のスピーチは、イラクを始めアラブの人々と日本人の絆をよりよく結び付けてくれる内容で、日本人が聞いてもとても誇らしい気持ちだと思います。