こんにちは東雲です
Microsoft Edgeをどうにかして消したくて、iObit Uninstallerなどを使用して消してるのですが、Windows Updateの度に再インストールされるので何とかならないかと思ってます。
一応PowershellでMicrosoft Storeを消してみたりレジストリでEdge関連の設定を片っ端から消してみたりしていますが、毎回失敗に終わります...
Powershellで消すにしてもまずreg queryコマンドを実行してから探すのも大変ですし、何とかならないんですかね...
まあそれはいいでしょう
鉄道撮影用にEOS R6を購入してもうすぐ1年たつため、ネットには書いてないいい点や悪い点が見えてきました。もちろん僕が使いこなせてない場合も多々あるのですが、読み込んでいただけたらと思います。
まずEOS R6の説明から。
2020年に発売されたフルサイズミラーレス一眼で、2010万画素、連射速度はメカ/電子シャッターそれぞれ1秒当たり12/20枚です。
EOS 6DⅡの後継で、バランスのいいハイアマチュア向けの機材として販売されました。
導入のきっかけ
元々使用していたKS-2(PENTAX製)は特に秀でた部分はなかったものの、値段相応という感じで欠陥品という感じの機材ではありませんでした。
しかし、高感度のノイズの多さ(当時はLightroomでのAIノイズ除去実装前でした)、AFのあまりのお粗末さに嫌気がさし売却。闇鉄やりたいなーと思っていたのでR6を選びました。
良かった点
まず圧倒的な闇態勢。
これ、ISO40000です。
従来では考えられないほどの超高感度をバシバシ使え、写真の幅がグンと広がります。自分は最大常用感度を51200に設定しているのですが、光源がある程度強力な場合は100000くらいまで使えると思います。
ここまで闇耐性が強力な機材というのはそれこそα7Sくらいだと思います。があっちは画素数が少なかったり高かったりとバランスが正直悪いです。
これは設定ミスでISO80000くらいまで上げてしまった例。Lightroomを使用することによりノイズがほとんど目立っていません
また、当たり前ですがフルサイズなのでダイナミックレンジが広く、部分的な白飛びに気を遣わずに済むようになりました。
風景においてダイナミックレンジの広さは重要です。白い富士山。白い建物、白い車を見てください。白飛びしてないですよね。ちなみにハイライト系はいじってません
風景を撮る際(自然に見せたい場合)特に気を使わなくてもいい、というのはデカいです。
そして、35mmなのに2000万画素というのは、画素当たりの面積が当然かなり大きくなるので、闇耐性はもちろん画質もよくなります。
あと、これは軽視する人も多いのですがAWBが優秀です。とにかく自然な色になります
この世には色盲機材と呼ばれるインド人もびっくりするような色を吐き出すカメラもありますが、よほど極端でない場合とりあえずR6に任せておけばなんとかなります。これは大きいです
彩度も普通です。ただこの普通のありがたみがわからない人が多いんだよなぁ...
あとはなんだかんだ電子シャッター使用時の秒間20コマはありがたいです。
闇鉄をする際役に立ちます。機材/路線によっては顔が光源に来る瞬間にシャッターを切らないとアウトな場合も多々あると思いますが、よほど極端でない場合適当にシャッターを切れば大体OKです。というか闇以外では明らかに過剰なほどです(後述します)
また、これは個人的な意見なのですが丸みを帯びているデザインもCanon機っぽくていいです。また手に自然にフィットします。
Nikon機もあこがれる時もありますが、正直あの角ばったデザインは許せない...
あと、AFに関しては普通です。普通というと悪いように聞こえるかもしれませんが、いい意味で普通です。
RFレンズをつける場合はまず外さないし、悪天候以外ではピンずれを起こしません。
ただ雨が降っていたり露出が極端な場合、夜やサードパーティーを使用する場合は外します。また、編成を撮る時サーボAFを使用すると測距点が側面に行く時があるので、そこは注意が必要です(R6 MarkⅡでだいぶ改善されたようです)
気になる点
この世に完璧な機材などありません。当然気になる点も出てきます
①連射速度に対してバッファがやや小さい
電子シャッター使用時は秒間20コマ、メカでも最大12コマというかなりの爆速シャッターを誇る本機ですが、バッファがRAW使用時には64枚分しかありません。これに関しては、腕でカバー...できる場合がほとんどです。確かに鉄道撮影でバッファの小ささに困る時はなかなかないです。が以下のような場合。
様々な切り位置が存在する俯瞰撮影時
シャッター幕の損耗を防ぎたくて電子シャッターを使用する場合
これらの場合は、連射したいなあと思ってもバッファの残りを気にしつつ撮影しなければなりません。編成だけをやる人ならまだしも、俯瞰撮影時や風景など無限連射とまではいかなくとも長時間連射したい...というシチュエーションは必ず出てきます。
1DX並みに2000枚分用意しろとは言いませんが、CFカードを搭載できない以上もう少し大きくてもいいんじゃないかな、と思ってしまいます。また電子シャッターの連射速度が調整できないのも気になりますね
鳥界隈の方なんかはかなり気になるのではないでしょうか。まあZと環境が違いますからね...
②シャッター半押しで拡大表示が解除できない
ファインダー拡大表示をしてピントが合っているかなどを確認した後、もう一度拡大ボタンを押さないと等倍表示されません。シャッターボタン半押しでは等倍表示されません。
Z6と比べてストレスがかなり少ない本機ではありますが、闇をする機会が多く必然的にMF中心となる自分の環境では結構気になります。はっきり言ってこの仕様は面倒です
③AFの測距点移動がやや面倒
本機のワンショットAF(他社でいうAF-S)の測距点を移動する際は、AFフレーム選択ボタンを押す→マルチコントロールで操作、という二段階を踏まないと調整できません(サーボのAF開始点もそうですが。
KS-2では十字キーを使用すれば測距点を移動できたので、正直少し面倒です。
ただNikon等他社の機材を扱った経験に乏しいので、そこはご了承ください
④AF方式の切り替えが面倒
ワンショットAF/サーボAF(他社でいうAF-S/AF-C)の切り替えは、コントロールリングやfnキーに割り当てることもできず、メニューをいったん開く必要があります。これは数秒ですがストレスになります。
編成や闇鉄をする場合ならまあいいんですけど、これが例えばスナップを撮りたい場合なんかにはストレスになります。つり革にピント合わせるためにサーボAF、その後他の撮り方するためにワンショットにする...という場合はその都度メニュー開かなければいけないので、面倒です。
特に鉄道博物館で撮影した時はストレスになりました。
これ以下は自分にとって小さい欠点です。人によって気になる/気にならないは変わってきます
ややバッテリーが小さい
バッテリーはLP-E6NHになりますが、1日中カメラをつけっぱなしにすると足りないです。なのでこまめに電源を切る必要があります。
バッテリーグリップをつければいいですが、自分は高くて買えない機材を軽くしたいのでつけていません
モードダイヤルが勝手に切り替わる
かばんに入れておくと、たまにモードダイヤルが勝手に切り替わることがあります。ただこれ以上固くすると回しにくくなってしまうので、これは塩梅かな...
ローリングシャッター歪みは普通に出る
R6の電子シャッター使用時の読み込み速度は1/60です。ほかの機材と比べると普通、Z6よりも早いですが、編成写真には正直使えません。歪んでしまいます
またフリッカーも起きます。これはまあZ9買うかグローバルシャッター開発していただくほかないんですけどね。
また、2000万画素はトリミングするには少ないという声がありますが、鉄道撮影においてトリミングするシチュエーションがあまりないため、デメリットには加えませんでした。
まとめ
Canon側はR6を闇耐性とAFに優れた機材、と評しているようです。自分もそう思います。それ以外は特段に優れた点はないです。画素数が多いわけでもない、バッテリーもそこまで多いわけでもない、1DXのように耐久性が格段に優れているわけでもない。
しかし、画質は素晴らしいですし、2000万画素というのも少々のトリミングに耐えますし印刷するのも特に困りません。一言でまとめるとするとバランスがいい機材だと思います。少々の不満はあっても、モニターに欠陥があるわけでもファインダーが見にくいわけでもない。ストレスが本当に少ない素晴らしいカメラだと思います。上述した欠点をカバーする機材というのはもうフラグシップくらいしかないんじゃないかな...
ちなみに、R6 MarkⅡはAF以外正直あまり差はないと思います。+10万出すなら無印とレンズを買っちゃうのもいいと思いますよ。RFレンズ高いし
また、6Dなどレフからの買い替えを考えている方もいると思います。マウントアダプターを買えばレンズ資産を生かせますし、レフ→ミラーレスの移行はそこまで苦ではないと思います。軽量なRFレンズを使ってみたい、という方もR6はおすすめです。
おしまい