こんばんは。
先日、神道のお稲荷さんが仏教では荼枳尼天と名前が変わって~
とか言っていると、ウチのお稲荷さんから「違う」とツッコミが入ったのを思い出して、過去の文献を見ていました。
ツッコミの入った記事です
現在は、下社=宇迦之御魂大神、中社=佐田彦大神、上社=大宮能売大神になっていますが、かつては何処の神社でも本地垂迹説の下、本地仏の信仰が盛んにおこなわれていました。
室町時代は仏教の影響が大いに入り
下社=如意輪観音、中社=千手、上社=十一面となっていました。
しかし江戸時代になると大乗仏教の影響で
下社=釈迦、中社=阿弥陀、上社=薬師となったようです。
(大乗仏教とは、全ての人が救われるとする仏教の考え)
先日は、サラッとお稲荷さんの仏教バージョンは荼枳尼天と書きましたが、これは室町時代からなんだとか。
平安時代はお稲荷さんと荼枳尼天は別々に信仰されていましたが、共に眷属が狐なので同じと考えるようになりました。
しかし、伏見の稲荷さんでは上記三社以外でも荼枳尼天については、一切書かれた記録もないようです。
そりゃお稲荷さんにツッコまれる訳ですね。
検証でスッキリ
では、明日も良い一日を
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