おもち生後7m23d
 
 
 
タイトルの通りですが
 
昨日、自宅で初めてカニューレ抜去トラブルがありました大泣き大泣き
 
カニューレ=気管切開している喉の穴に入れている短い管。
この管があるから切開孔が保たれ、呼吸が可能になっています。
 
 
訪問看護さんは平日のみ来て下さるので
土曜日の昨日は夫と二人でおもちくんをお風呂に入れ、お首のケアをしました。
 
ちなみに首ケアは色々な手順があるようですが
我が家では、以下のような感じで
 
 
①おもちくんが暴れたりしないよう、バスタオルでぐるぐるとおくるみ。
 
②肩の下に枕を入れ、首がよく見えるようにする。
 
③まず私がカニューレが動かないよう押さえてる間に、夫が夫側のカニューレ固定バンドとガーゼを外す。
 
④夫側の首を清潔ケアし、新しいバンドとガーゼを装着
 
⑤カニューレを押さえる係を私→夫に交替し、私側の首も同様に清潔ケア&バンドとガーゼの交換をする。
 
 
という手順で実施しています。
日々の医療ケアの中で最も緊張感の伴う作業なので、
必ず二人体制でやるように病院からも指導を受けています。
 
 
この首のケア中に、事件は起きましたネガティブネガティブネガティブ
 
 
 
 
 
バンドを外したカニューレを夫が押さえてる間に、私が首を拭こうとしていたところでした。
 
 
それまでじっとしていたおもちくんが咳き込み、もぞもぞジタバタ。
 
 
見ると、夫が押さえているカニューレが切開部より3センチほど離れた場所にずれており驚き
(おそらく肩枕を直したり、おもちくんが首を振ったりしてる間にずれてしまったと思われる)
 
 
ずれてるっ!!!!と慌てて正しい位置に戻したのですが
おもちくんがなんだか苦しそう。様子がおかしい。
 
モニターのアラームも鳴り始め、もしやと思いガーゼをめくってみると
カニューレが抜けてぐにゃっと切開孔に押し付けられていましたネガティブ
(カニューレは気管に入る部分はぐにゃぐにゃと柔らかい仕様になってます)
 
 
お医者さんも看護師さんもいない場での初めてのカニューレ抜去トラブル。
 
抜けてる!!!!!!とほんの一瞬気が動転し
こういう時は予備のカニューレを入れる?!それとも抜けたものをそのまま入れる?!
 
と、本当に一瞬脳内でパニックになりかけましたが
 
いやいやとにかく呼吸確保が最優先。と気を持ち直し、抜けたカニューレの再挿入を試みました。
 
 
一度目、、、慌てたせいか、うまく入っていない大泣き
 
その間、サチュレーションは40%台まで下がってしまい、みるみる顔色が青黒くなりチアノーゼを起こすおもちくん。
 
 
冷静に、、、!カニューレ交換の練習を思い出して、正面からまっすぐ、カニューレの形に沿って、、、、!!!
 
と2度目のチャレンジで、再挿入ができました。
 
 
そして数秒で、顔色が徐々にピンク色に戻ってきたおもちくん。
良かった、、!とりあえず正しく挿入はできた、、、
 
 
そしてサチュレーションも徐々に上がってきましたが、、80台止まりでなかなか上がりきらない。(普段は97ぐらい)
 
分泌物が溜まっているのか、気管がゴロゴロする音が聞こえますが
吸引してもしてもなかなか引け切りません。
 
 
ひとまずは大きな局面は超えたので、指示を仰ぐべく夫に診療所へ電話してもらいました。
 
(退院してから、おもちくんは入院していた大学病院ではなく
訪問診療所へ24H相談できる体制になっています。)
 
診療所の事務受付に事情を話し、医師からの折り返しを待つ間
 
何度か吸引を繰り返しても状況が変わらないので
アンビュー出して!!と、呼吸器からバギングに切り替え。
 
バギング=風船のような器具をカニューレに当て、手で風船を押して肺に空気を送る人工呼吸法
 
 
病院で練習した力加減とタイミングを思い出しながら、
同時に夫に手順書を再確認してもらいながら
 
暫くバギングを続けていると、痰が動いて空気の通り道が確保され
肺も十分に膨らんでくれたのか、
 
サチュレーションがいつもの97~98に戻ってきました泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ
 
 
吸引で無事に痰を引き切る事も出来て、おもちくんの顔にも時折笑顔が浮かぶようになって
 
ああ良かった~~~~~~~~~~と、夫と二人で胸を撫でおろしました。
 
 
先生からも追って電話があり、事情を説明し
念のため吸入だけしておきましょう、という事と
おもちくんがいつも通りの様子なら受診の必要はないですよ~と言って頂き
 
無事に一件落着、となったのでした。
 
 
 
 
 
思い返してみると、夫の押さえていた手がずれてしまっていた時点で
カニューレ抜去をすぐに疑うべきでしたショボーン
 
言い訳になりますがおもちくん、切開孔が少しイビツな形に広がってしまっていて
カニューレの位置が少しずれるのは割とよくある事だったのと
 
首ケアの時に咳き込んだり、ジタバタされるのもよくある事だったのもあり、
抜けてるのに気づくのがワンテンポ遅れてしまいました。ネガティブ
 
 
訪問診療の先生が以前
「ガーゼ入れてるとカニューレが見えづらくなるから、ガーゼ入れないのを推奨してます」と言われて
 
え、ガーゼ入れないとかあるんだ????と驚いたのですが
ああこういう事か、とも思ったり、、、、、不安
 
 
幸い、首のケア中だったので最初からカニューレが挿入しやすい体勢になっていたのと
カニューレバンドも片方外していた状況だったので、そのまま再挿入がしやすく
大事に至らなくて済んだのだと思います。
 
 
「母の強さを知った、、、冷静に対処出来てて凄かった。」と夫は言ってくれましたが
後から思い返すと、本当に学びと反省点だらけです。
(夫にとっても大きな学びになったようです)
 
 
 
実はこの日はその後、私の実両親と姉家族がおもちに会いに来てくれる予定で
既に到着時間が迫っていたので
 
おもちくんが普段通りにニコニコしてるのを確認し、夫におもちを見ててもらい
大急ぎでシャワーを浴びに行ったのですが
 
シャワーを浴びながら、やっと緊張の糸が切れたのか
 
涙がぶわ~~~~~~っと。。。。泣き笑い
 
 
ああ怖かった。。。。。。。。。。。。。
 
我が子の顔色が変わっていくのは、本当に本当に辛い光景です。
それが見たい親なんている訳ありませんが、本当にもう見たくありません。
 
 
常に色んな事に気をつけながら、緊急事態に備えながら過ごしているつもりではありましたが
 
おもちが退院してきて2週間。
一緒に過ごせる幸福感で浮かれてばかりいないで、気を引き締めてよね!!!と
 
ここらで一度、おもちくんが身を挺して教えてくれたのだと思いました悲しい
 
 

今日も夫と二人で首ケアをしましたが、昨日の事もあるので少しピリッとした気持ちで

無事にケアすることができました。

 

 

 
 
 
 
おくるみもち
 
両足ぴーん!!
 
 
 
 
 

いくらケアが大変だったとか怖かったとか言っていても

 

今回一番大変で怖かったのはおもちくん自身なのでえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーん

 

大変な思いさせちゃってごめんね

頑張ってくれてありがとうね悲しい

 

皆さん、良かったら心の中でいいので「おもちがんばったね!」と声かけてあげてください、、、泣き笑い

 

 

 

昨日の件を含め、日々の些細な出来事ひとつひとつを、大きな学びに変えて。

健やかに日々を過ごせるよう、頑張りたいと思います。

 

 
 
 
読んで頂きありがとうございました。