母乳綿棒、禁止になってしまいました。。。
近頃のおもちくんですが、お家に連れて帰る前に
自宅の最寄りの大学病院へ転院する予定で、現在その準備を進めております。
引き続き形成外科や耳鼻科等は今の国立病院にお世話になる予定ですが
自宅からそこそこ距離があるため
呼吸関連と栄養関連については、自宅最寄りの大学病院にかかりつけ医としてお世話になろうと思っています。
なので、おもちくんの事を知ってもらうという意味も含めて
今のうちに最寄りの大学病院に移って、退院調整を進める予定です。
という事で、今日は
大学病院に申し送りをする為に
おもちくんの現在の嚥下状態について、改めて確認をする場が設けられました。
ですがその結果があまり芳しくなく。。。。
耳鼻科の先生、
総合診療科の先生、
経口リハビリの先生(ST)に集まって頂いて
まずは耳鼻科の先生が、おもちくんの口内と喉の奥をカメラで見て下さったのですが
まずその時点で分泌物がとても多く、喉の奥に溜まってしまっている為
中が見えない見えない
(おもちもお腹ペコペコのところに急に喉からカメラ入れられて、苦しいのか泣いて大暴れ)
結果、「嚥下訓練を開始するにはリスクが高い状況」と言われてしまいました。
本当はその後、いつもやっている母乳綿棒ケアを見て頂く予定でしたが、本人も泣いてぐずぐずだった為、ナシに。
既に日々続けている母乳綿棒ケアは続けて大丈夫でしょうか?と確認しましたが
それもやめた方がいいですと
ええ、生まれてから今までずっと続けてたのに??
しかも私たち発信でもなく、NICUの看護師さん発信で始めたものだったのに、ダメだったんかい???
と疑問もありましたが、今のベストは、いま目の前にある結果が全て。
耳鼻科の先生に
「今までたまたま吸引で全て拾えていただけで、次の母乳綿棒ケアですぐに誤嚥性肺炎になる可能性も十分にあります」とまで言われてしまいました
肺炎になってからでは遅い。苦しませる訳にはいかない。
納得して深くは追求しませんでしたが
何故かどんどん涙が。。。。
なんとかこらえながら先生たちを病室から見送りましたが
状況を察した看護師長さんが訪ねてきてくれて、涙がぶわっ。
もともと嚥下に対する期待は、そんなにしてなかったんです。
もちろん飲み込めるようになる事はとても望ましい事ではありますが、
なんとなく「まだ全然飲めないだろうなぁ」という感じがしていたのと
そもそも、おもちくんの病状についてはよっぽどの事がない限り
大概の事は受け入れる心づもりができています。
なので、「嚥下ができていない」という現状自体は特に悲観するものでもなく。
NICU初期の頃以来、病院で泣く事なんてほとんどなかったので
自分でも何の涙なのか、すこし戸惑いましたが
(人前で泣く事がとても苦手な私です)
前回の記事でも書いていた通り
母乳の味に反応して吸い付いてくれるその姿が、本当に本当に嬉しかったんですよね
こんなに美味しそうに(というのは勝手な解釈かも知れませんが)モグモグして吸ってくれるのに、やめさせなきゃいけないなんて。
おもちとの繋がりがひとつ断たれるような気がして、寂しい気持ちが大きかったんだと思います。
おもちを産む前は分からなかったなぁ、こんな感情。
今書きながらふと思いましたが
いわゆる「卒乳」ってきっとこんな気持ちなんでしょうね。
子を産んで約5ヶ月、まだ一緒に暮らせていないので
私は本当に母親になれているだろうか?と思う事がしばしばありますが
今日の涙が、少しでも「母親らしさ」の片鱗なんだとしたら
私は確かに「おもちのママ」で
「育児」というものをしている
という事なのかなぁ。と
そう考えたらほんのり嬉しい気もします。
これはこれで「繋がり」なのかも。
さて。母乳綿棒は卒業する事になってしまったおもちくんですが
代わりに、オーラルピースというものを勧められました。
まだ詳しく調べてないですが、口腔ケア用のジェルなんですね。
味付きのものもあるみたいなので、味覚の刺激という意味では良いみたいです。
調べて、試してみたいと思います
ダイナミックな寝相を見せてくれるようになりました。
もはや鼻と口が埋もれそうな勢いの顔肉。笑
少々腫れた目での投稿となりましたが今は穏やかな気持ちです。
読んで頂きありがとうございました