情操教育とか命の大切さを教える目的で、子どもにペットを与えることがありますよね。
以前、ある2組のご家族に出会いました。
小学校低学年くらいかな?ご両親と一緒に来院しました。
お子さんがペットのお世話をしているそうです。
飼い方について説明するも、お母さんはお子さんに「ちゃんと聞いてなさい。お母さんは分からないから」と何度も言い、最初は懸命に聞いていたお父さんは急に待合室に逃亡し、我関せず状態・・・。
次は3歳のお子さんをもつお母さん。
お母さんは毎日鳥さんの体重測定をするのが日課で、お子さんもやりたがるそうです。
でもまだ小さいので、代わりに鳥さんのぬいぐるみを与え、体重測定させているそうです。
ちなみに鳥さんのぬいぐるみ専用のカゴも用意してあると教えてくれました。
かわいらしいお話で、胸がキュンキュンしましたよ。
ペットさえ与えれば、ペットが子どもに何でも教えてくれるわけではありません。
お子さんの年齢にもよりますが、基本的には親も関わるべきでしょう。
ペットのお世話をして、健康に気遣い、病気になったら病院に行く・・・。
お子さんに丸投げして、ペットの命を守り切ることは簡単ではありません。
もちろんペットは愛情や命について教えてくれます。
でもそこに親がペットを大切にして、命に向き合う姿勢を見せることで、よりいっそうお子さんは学べることがあるはずです。
ペットと暮らすには家族みんなの協力が必要だと理解していただけたらと思います。
