現在16歳4ヶ月のハナカさん。15歳までを足早に語ってきましたが、介護の現実、本番を思い知らされるのは16歳になってからです。それまでは「ハナカさんへのこれまでの恩返しだね」と言いながらお世話をする程度でした。腎臓が悪くなれば点滴、体重が減れば強制給餌、歩くのが大変になってきたらバギーを使い、認知症の症状が出てきてもまだ手はかかりませんでした。
ところが16歳になった途端、坂を転げ落ちるように認知症の症状が悪化し、私たちの生活は日々激変しています。泣いたり苦悩したり、命について苦しいほど考えるようになりました。次回からちょっと暗い話も書きますが、お付き合いください。
Facebook 2013年12月12日投稿