2023年晩秋の九重登山と法華院温泉(2) | 良田 寛(ペンネーム) 新老いらくの記

良田 寛(ペンネーム) 新老いらくの記

いつのまにか「老いらくの記」という言葉が似合う、それなりの歳になってしまいました。
精一杯生きてきた事を何かに残したい、足跡を何かの形で残したいと思っています。

 翌11月1日朝、法華院温泉を出発し大船山へ。頂上までは約2時間半、標高差550mほどの道のり。坊ガツルのテント場を過ぎるといきなりそこそこの登りとなる。大きな石も多く登りやすい道ではない。分岐点 段原で一息つき、右に折れ頂上をめざす。ここも完全に紅葉は終わっている。2年前の大船山登山もちょっと遅かったし、全く学習できてない。ただ展望は相変わらずすばらしい。2年前は見える山のそれぞれの名前を言えなかったが、今は久住、中岳、天狗ヶ城、その右手の硫黄岳、昨日登った三俣山と友人達に説明する事ができる。
 頂上で一服し、下山を開始する。あとは坊ガツルまで下り、雨ヶ池を越えるだけだ。隣の平治岳もそうだが、ずっと登りが続く山は危険が潜んでいる。特に下りが要注意、足にくる。昨日の三俣山も老人故にそこそこ足を酷使しており、その疲れを今日も引きずっている。大船山の登りで足を再度酷使し、坊ガツルまでの下りでさらに筋力が低下してしまった。あとは雨ヶ池を越えるだけ、大した道ではないと思い込んでいたが、酷使した疲れた足にはかなりタフな道だ。何年か前に通っているが、すっかり厳しかった道の事を忘れている。単なるハイキング道だと思い込んでいる。それでも何とか長者原に到着し、帰りは内牧温泉で疲れをいやした。
 この2日間の登山、けっこうきつかった・・・と私以外の友人も言っていた。一人はフルマラソンにでている。もう一人はついこの前富士山に登ってきた。その友人達が言うのだから本当にきつかったのだ、と私は自分に言い聞かせている。

 大船山頂上から見る九重山系