ロボコン万歳! | 手作り時計のJHA 時計作家 ks の時計ブログ

ロボコン万歳!

 皆さん、ロボコンってご存知ですか?毎年年末近くになると、NHKのテレビで地方予選なんかを深夜に放送してます。

 高専の学生さんたちが、自作のロボットで様々な課題に挑戦するもので、1対1のトーナメント方式で競い合うわけです。

 僕はこれが大好きで、特に対して学生さんたちの色々な工夫や考え方、アイデアを見るのが楽しみです。

 ロボットの動力は、もちろん大部分がモーターで、ラジオコントロールやセンサーを搭載して制御するんですけど、もし動力にゼンマイを使用したロボットがでてきたら、僕は手放しで応援したくなるし、もし審査員でもいていたら、たとえ対戦で負けたとしても、それだけで特別賞なんかあげたくなる。

 でも、まぁゼンマイのロボットが出てくるなんて、まずあり得ないでしょうけど、可能かどうかと云えば、もちろん可能だと思いますよ。

 江戸時代に製作された茶運び人形なんか、立派に動作していました。あの人形の動力はもちろんゼンマイで、ちゃんと脱進機も搭載していました。ですから、ゆっくりと長い時間動き続けることが出来るわけですよね。


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 ロボコンにゼンマイ仕掛けのロボットが現れるためには、やっぱり学生さんたちに、この茶運び人形のことを知ってもらうしか無い思うのですよ。始めから電動のモーター有りき、では無理も無いですよね。

 学生さんたちにゼンマイ仕掛けのロボットのとことを話したら笑うかもしれないけど、その発想というか、可能であることが分かれば、チャレンジする学生さんも現れるかもしれない。

 ラジオコントロールの部分はむろん電気的に行うしかないけど、とにもかくにも、そのような動力が使えるのだ、ということを知ってもらいたい。ゼンマイ動力のストップ・ゴーももちろんラジオコントロール可能です。

 考えてみると、物理的に物を動かす動力は大部分がモーターやエンジンになってしまっている。だから当然そこから始めてしまう。なにをして効率的か、ということをもうすこし考えて欲しいんですよ。

 僕は、これからゼンマイや錘の動力のことや製作方法をとくに若い方々に伝えてゆきたいと考えています。

 そしていつかロボコンにゼンマイ動力のロボットが登場することを夢見ています。
ボディは出来ればブリキがいいけど・・・?