心屋仁之助さんのブログを読んでた頃、

 

頑張りすぎること、こうしなければと自分をしばりつけて無理し過ぎることはやめてみようという方向性の話がよく出てきた。

 

つまり、頑張ることに逃げていても事態は改善するどころか、頑張ってるのになぜこんな苦しいの?という状況に陥っていくと。

 

罪悪感から生じた罪滅ぼしとして頑張ることに逃げてもダメということ。

 

 

確かに、私は仕事がうまくいかず、でもこうしなきゃ、ああしなきゃと徹夜したり、過密スケジュールでご飯もろくに食べられなかったり、いつも走って、焦って、緊張して、不愉快に思って、ストレスにまみれていた。

 

 

必死にスケジュールをこなすけど、それがうまく行くこともなくて、次の収入に繋がるわけでもなくて、

ただこなさなくちゃいけなくて、苦しくて。

 

 

でも、やめられない、続けないともっと悪いことが起こるから。

 

だから、「やりたい」じゃなくて、「やらないといけない」という考えでいた。

それは、自分の嫌だと思う感性を抹殺して、感じないよう不感症にすることだった。

 

不感症になると、自分がどれだけ苦しんでいるのかも分からなくなる。

 

いずれ、心も躰もボロボロになって文字通り倒れた。何ヶ月も寝込んだ。

 

 

そこから、心屋さんのブログに出会って、

 

「頑張ることは止めよう」

 

って思った。

 

 

体が辛い時は無理せずすぐ寝るようになった。

 

メールは夜に来てもすぐ返信しないと罪悪感を感じてたけど、

向こうが勝手にこのタイミングでよこしてるだけなんだから、朝返信したっていいって思えるようになった。

 

「こうしなければ」じゃなくて「こうしたい」を基準に行動するようになった

 

自分の体の感覚、心の感覚を無視しないでちゃんと感じてあげるようになった

 

今までは遅刻しそうになると、焦って走っていたけど、相手にアポ時間を遅らせてもらえないか電話するようになった。

つまり、できないことをできないと早い段階で見切りをつけて、自分に無理させないようになった。

 

家事もサボるようになった。

 

 

クリエイターとして生きるのだから、

営業とか、ビジネスとか、そういう発想じゃなくて、

もっと自分の中から湧き出るやりたいというワクワクする気持ちを優先した方がいいって友人からもアドバイスを受けた。

 

 

 

そうすると、前みたいに具合わるくなることはなくなったし、

ストレスも減ったのだけど、

何だか自分の中では腑に落ちない状況になってきた。

 

 

気がのらないイベントをキャンセルするようになった

だって、自分の気持ちを大切にした方がいいから、、、

 

コツコツ勉強や営業などの行動を起こさなくなっていった

だって、クリエイターだから、

だって、やらなければいけない、という動機で動くのはよくないから、、、

 

昼寝をよくするようになった

だって、体が寝たい、休みたいと言ってるのだから、、、

 

 

なんだか、頑張ること、行動を起こすこと、気分が乗らないことをすることに抵抗を覚えるようになった。

 

 

そうすると、幸せになるどころか、やっぱりくすぶり感があった。

 

 

そうだ、私もっと頑張りたいんだ!

 

 

そう気づいた。

 

 

確かに眠い。

だけど、本当に私、寝たいのか?

いや、もっと充実した1日を送りたい。

自分の可能性を高める方が幸せ。

 

営業は面倒だし不安もある。

ブログを毎日書かなくちゃいけない、という「〜しなくちゃ」「〜すべき」という発想はよくない。

だけど、「〜しなくちゃ」と自分にハッパをかけるからこそ、自分を律するからこそ、

やろうとした事を持続できたりする。

 

イベントに行くのは面倒で出かけたくない時もある。

でも、結局は行ってよかったって思えるし、寝てることより行くことを自分は望んでいる。

 

 

 

つい、頑張ることに罪悪感やブロックを感じてしまって、

頑張ろう、行動しようとする自分を止めてしまっていたけど、それは違うんだということに気づいた。

 

頑張り過ぎから頑張らな過ぎになって、

そこから、私は丁度よく頑張ろうという道に進もうとしている。

 

 

なので、一旦整理してみたいと思う。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

●ダメな“頑張りすぎ”

 

・罪悪感から頑張ることに逃げる

・心や体の声を無視して無理する

・やりたい事をする事に罪悪感を感じて、やるべき事をすることで安心している

・やりたくないけど、不安や欠乏感を埋めるために「〜しなくちゃ」と思ってやってしまう

 

 

●ダメな“頑張らなすぎ”

 

・頑張らないこと=行動を起こさないことと思い込んでいる

・自分からガツガツすることが間違っていて、運が自然と舞い込んでくる状態が良いと信じている

・自分の気持ちを大切にするあまり、本当にやりたいことを差し置いて、その場の気持ちでやらなかったり行かなかったりしてしまう。

・〜しなくちゃ、とルール化して、自分の気持ちに反して行動することが間違ってると思っている

・クリエイターは内側からあふれる創りたいという気持ちだけで行動すべきで、お金やビジネスの事を考えるのは違うと思っている

 

 

●丁度よい“頑張る”

 

・不安や欠乏感を埋めるために、やりたくないのに「〜しなくちゃ」と思うことはダメ。

だけど、自分の理想を叶えるために設定した「〜しなくちゃ」は、たとえその時気分が乗らなくてもやった方が自分を救う!

 

・不安や欠乏感を埋めるために、営業や新規事業などのビジネス寄りの事を考えるのはダメ。

だけど、自分の価値を多くの人に知ってもらって、喜んでもらおう!という意識で営業、PR、新しいビジネスをすることは幸せに繋がる!

 

・心や体の声を無視して、無理することはダメ。

だけど、眠い、休みたい、動きたくないという瞬間の感覚に従うのではなくて、

結果的にどんな1日を送りたいのか?を基準に考える。

自分に活躍の場を与えてやる。自分を充実させてやることを考える。

 

・自分がやりたくない事を無理にするのはダメ。

だけど、本当はやりたい事なのに、今の瞬間に面倒、眠い、怖い、などの気分で止めるのはもっとダメ。

今の瞬間やりたいかじゃなくて、その事を結果的にやりたいのか、という少し先の自分の気持ちで判断する。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

こう整理すると、何をするかより、

どういう動機でするかが重要なんだと気づいた。

 

 

 

今まで頑張りすぎてきた私も仕方ない。

頑張らなすぎた自分も経験できてよかった。

 

でも、その両方が分かった今、丁度よく頑張っていきたい。

 

 

自分をもっと活かそう。

自分をもっと活躍させてあげよう。

自分をもっと充実させてあげよう。

 

そのために、

やりたいことは、一時的な気分で止めずにやらせてあげよう。

そのためには、時に“やらなければ!”と自分を律して続けよう。

 

それは、やりたくない事をやってるんじゃない。

自分の気持ちを無視してるわけでもない。

本当に叶えたいことのために自分を応援しているということ。

 

もっと自分の個性を生かして、命を最大限に活かすために、

もっと頑張らせてあげよう!