どうも、おはこんばんちは、チッチです
モリゾ編の第2回目です。
モリゾはですね、
【印象派の父】と称される
マネから絵画を学んでいます
ですが、弟子のモリゾの方も
師匠のマネに大いに影響を与え、
マネはモリゾの画家としての力量を
大いに認めていました。
『舞踏会で』
(1875年制作、ベルト・モリゾ)
画像拝借先⇒Wikipedia
モリゾはおもしろいですよ。
印象派の人物画といえば
ルノワールが真っ先に
名前が上がりますが、
印象派の人物画を深めたのは
他でもないモリゾです
「印象派の手法でどうやって
魅力的な新しい人物画を
創作するか」ということを
追究したのはモリゾだけです。
というわけで、
続きを、どうぞ
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『桜 の 木』
(1891年制作、ベルト・モリゾ)
画像拝借先⇒Artpedia
今でも忘れないが、私はこの『桜の木』を初めて見た瞬間に、構図のうまさに驚いた。
ハシゴに掛けてサクランボを取っている女性に、もう一人の女性はそのサクランボを受け取るカゴを持ち上げており、それはもう、縦長のキャンバスにびたっとはまった構図なのだ。
この絵を生で見たことがある方なら共感できると思うが、この絵は鑑賞者に「これはもう縦長のキャンバスしかないね」と思わせるほど、縦長のキャンバスを使っていることに説得力がある絵なのである。
ハシゴの女性が今にも動き出してサクランボをカゴに入れそうと感じてしまうほどに迫力がある。
ところで、印象派の問題点は、筆触分割よって事物の輪郭がぼやけ、明瞭な形態による安定感を喪失することだが、この『桜の木』の人物もその例に漏れず、女性の顔や服が大らかに描かれている。
これまたこの絵を生で見たことがある方なら分かると思うが、だからといって安定感に欠けるといえば、これが不思議なことにまったくといっていいほどそうでもない。
このことを考えてみるに、この理由は、この絵の主題が〈サクランボ摘み〉とはっきり分かるからだろう。
人物に明瞭な形態の安定感が欠けていても、画中の人物がサクランボ摘みをしていることは分かるので、行為の明確化によって安定感がもたらされているのだ。
確かに、人物の形態はぼやけているは、何をやっているかは分からないでは、絵に安定感はもたされにくい。
―続く―
【プロフィール】
生年月日:1980(昭和55)年9月10日
日課:瞑想&フォーカシング
趣味:読書(哲学書が好き)
ライフワーク:執筆(詩作と思索)
資格:学芸員(国家資格)
【体型データ】
身長173cm 体重65kg 胴囲82cm
肩幅45cm 胸囲94cm お尻97cm
肩厚めややがっちりの逆三角形体型
ジャケット 46or48
シャツ 38~40
ジーンズ 27~29inc
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