おはこんばんちわ、チッチです。

チッチのライムライムの第17回は

【カエルの子はカエル】です。

 

 5月に入って

カエルも鳴くようになりました。

お店の周りから

ゲロゲロと聞こえてきます。

 

 今回の詩は、

「蛙の子は蛙」ということわざを

皮肉的に取り扱って創作しています。

では、本編をどうぞ (=゚ω゚)ノ

 

                                                                    

 

カエルの子はカエル
      ――4分節abba-cddc-eff-gge

鳥のように空を飛びたい
けれどカエルは空を飛べない
言葉に出して助けも呼べない
言葉に出して助けを呼びたい

鳥 蛇 ネズミ 魚
いつでもどこでも敵がいっぱい
あ~あ 生まれてきて失敗
いやいや生まれてそんなバカな

けっきょくカエルの子はカエル
言葉にならずゲロゲロ喘ぎ
劣悪な土壌 腐る苗木

カエルを 人に 変える 魔法
夢見るだけましな方?
魔法使いにいつ会える?

 

                                                                    

 

押 韻 例

 

 今回はいわゆるソネット形式になります。

前半8行はabbaの押韻です。

第2連を例に取ると、こんな感じです。

 

鳥/蛇/ネズミ/魚
  a  sakana

いつでも/どこでも/敵が/いっぱい
  b  ippai

あ~あ/生まれて/きて/失敗
  b  shippai

いやいや/生まれて/そんな/バカな

  a  bakana

 

 

チッチの押韻ルール

 

⑴ 1分節(チッチ独自の分け方)は

5音まで。なので、

例えば〈歩きながら〉は、

正式な文法上では1文節ですが、

チッチのルール上では、

〈歩き〉〈ながら〉の2分節になります。

 

⑵ 2音の言葉2つをまとめて

1分節にしても可。

なので、

例えば〈あの人〉は、

文法上では〈あの〉と〈人〉の

2文節になりますが、

チッチ式では1分節になります。


⑶ 日本語は発音数が少ないため、

長音促音(っ)撥音(ん)

を効果的に使うこと。  

そうじゃないと、

詩が単調で間延びした

締まりのない印象になります。

 

 

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