久しぶりに病棟で泣いた。

気付いたら、涙が出ていた。




自分のできなさ、未熟さ。

それもあるけど、「なんで自分ばっかり…!」という気持ちもあったと思う。





そう、急変ばかりに当たっておりました悲しい





お久しぶり2回目のCPR。

今回は心臓マッサージとアンビューやりました。

初回よりは動けたよ。

(うちの病棟はほぼCPRはない。高齢者ばかりで、DNRの患者さんばかりだから。)

その滅多にない2回を毎度引く私。




そして。

訪室したら、嘔吐されて呼吸停止の患者さん。

緊急コール押して、自分は吸引の準備。

脈はある。

2mくらい、嘔吐物を引いて。

酸素MAXにして。

ベッド移動の最中、気付いたら涙が出てきた。




医師が来て、診察して。

ご家族に連絡して。


…家族の意志を尊重して、そのままゆっくりと見送りました。



とっくに触れなくなった橈骨動脈。

徐々に触れなくなった頸動脈。

徐々に延びていく、心拍。


50…30…20…。


片目だけ開いていたから、それだけでも閉じて欲しくて。

嘔吐物で汚れてしまった、顔をきれいに拭いて。

しばらく片目を押さえていたら、パラパラと雨が降ってきた。




私の目にも涙。




ちょっと前に吐いたとは思えないくらい、眠っているような顔。

苦しくなかったかな。もっと早く訪室していれば。





気持ちがいっぱいいっぱいで。

私が受け持ちじゃなかったら、とか。

もっと早く気付けていたら、とか。

いろいろとぐちゃぐちゃで。





もう出勤できないんじゃないかと思っていたけど。

結局私は休む勇気なんてなくって。

次の日も普通に出勤して。

いつも通りの日々を過ごしています。






病棟で泣くのは2回目。

1回目は、初めての急変で何もできなくて、動けなくて。

ふがいなくて泣いた。





今回は、去年に比べたら動けるようにはなった。

心臓マッサージだって、アンビューだって、緊急コールを押すことすら去年はできなかったから。




少しは成長しているけど、この短期間で経験するには多すぎる刺激をもらって気持ちはぐちゃぐちゃで。




滅多にない急変。

滅多にないからこそ、当たらない人は当たらない。




先輩から

「急変に当たらない人より、当たった方がラッキーだよ」

そう言われても。

さすがに3日間でありすぎでしょーが真顔

他にも転倒転落複数件あったし、MT自抜とか、状態悪くなって指示がたくさん変更あったり

知らない病態、薬ばかりでアタフタしてたのに。




いっぱいいっぱいだった…なぁ。






夜勤も怖かったけど、こないだの夜勤は怖いくらい平和で…安心したのでした真顔






成長は少しはしているのかな。

それでもできないこと、分からないことばかりで失敗ばかりだけど。

勉強も追いついていないな。

分からないことばかり。





リーダー業務も、気付いたら自立していて。

全くわからなかったことが、少しずつ繋がってきたようにも思う。

でも分からないことも多いから、確認しながら、勉強しながら。






DNRを取っていて、ゆっくりと亡くなるその時を待つとき。

これで良かったのか、どうだったのか。

ふと思う時もある。



家族が少しでも家に連れて帰りたいという希望を持っても。

医師がOK出さなかったり、状態的に難しかったり。

サービス整えても、帰る時までに間に合わなかったり。


病院にいること自体、あまり良いとも思えない私。

退院や転院できるとホッとしたりもしていたけど。

往診の同行研修で、患者さんがネグレクトに近い状態でいたのを見てしまったら、なんとも言えない気持ちになって。



在宅で、往診で診ているけど。

最後の時は自宅では難しいということで。

病棟でその時を迎える人もいる。




生と死と。





生きることを支える…それは穏やかな死を迎えることでもあるのかな。







そんなことを思う2年目の春。

看護師としてはまだまだできていない。

1年目のしんどさとはまた違うしんどさ。




分からないことが分かってきたけど、

でも分からないことだらけ。

できないことだらけ。





やっぱり3年目で1人前ですかね?



はぁ。しんどいなぁ。







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