昨日はいわき市も台風が凄いことになっていて、スマホの警報がバンバン鳴っていてビックリしていたんですけど、息子と一緒に台風の強風と豪雨の中で震災後にお世話になった二本松柔道スポーツ少年団の稽古に参加してきました(^^;)

だけど強風と豪雨はいわき市のある浜通りだけで二本松市のある中通りは小雨が降っている程度でしたね。

 

 

2歳から続けていた柔道を震災後することができなくてフラストレーションが溜まっていた息子が、二本松へ避難した時に柔道をしたいと言うのでとりあえず柔道といえば警察署のイメージだったので、警察署に行ったことがきっかけでした。

柔道着は避難する時に持っていたので早速稽古に参加させてもらったんですけど、約1ヶ月ぶりの稽古に息子が水を得た魚のように目を輝かせていたのを覚えています。

多くの方々の助けがあって息子は柔道を続けることができた二本松柔道スポーツ少年団に、少しでも恩返しができればと思っています。

 

稽古に来ている親御さんにお願い

 

あくまでも二本松柔道スポーツ少年団に行って思ったことじゃないと前置きしておきますけども、子供達の送迎で稽古を観ている親御さん達がたくさんいますけど、凄く熱くゲキを飛ばしている親御さんを見ます。

僕思うんですけど強くしたい・勝ってほしいからゲキを飛ばしているんだとは思うんですが、それは指導者に任せてもらった方がいいと思います。

 

良くしようと思ってしたことが結果的に最悪な展開に

 

僕が教えてたわけじゃなく違う団体のお子さんでしたけど、合同稽古とか試合に行くとそのお子さんのお父さんが必ず来ていて、経験者ではないんですけど稽古中も試合中も我が子にゲキという名の罵声を浴びせるんです。

そのお子さんは稽古中はもちろん試合中もお父さんの方しか見ず、指導者の言うことは全く耳に入っていませんでした。

段々とそのお子さんはお父さんの言うことに萎縮してしまい、結果的には柔道を辞めてしまったんです。

気が優しく真面目なお子さんだったので、その団体の指導者の方にもお父さんが言うのを止めさせたほうがいいのでは?とお話ししたんですが、残念な結果になってしまいました。

 

指導者の任せて褒めちぎろう

 

指導者はそれぞれの子供にあった技ややり方を一生懸命指導しているのに、親御さんまでゲキを飛ばしていたら子供達は稽古中の逃げ場がなくなってしまうと思うんです。

なので親御さんは褒めて褒めて褒めちぎってください。

 

浪江町柔道スポーツ少年団で教えていた時のことなんですけど、入団希望で最初に見学に来るお子さんが多かったんですけど、その時に団員が小さくなって着られなくなった柔道着を常備しておき着せてみて、何もわからない状態で学年の大きい子や体の大きい子を投げさせてあげるんです。

その時に『上手いじゃん!凄いね!将来はオリンピックで金メダルだね!』と、褒めて褒めて褒めちぎるんです。

そうすると投げた見学のお子さんは必ずと言っていいほど大満足な顔をして入団してくれるんです。

 

よく叱られて伸びる子と褒められて伸びる子がいるって言われますけど、子供は褒められた方が僕はいいと思っています。

浪江町柔道スポーツ少年団の父兄さんには『なんでそんなに自分の子供に厳しいの?』って責められたことがある僕が言うのもなんですけど、褒めて褒めて調子に乗らせたくらいがちょうどいいんじゃないかって思います(^^)

 

僕は柔道しか教えたことがないので他の競技に関してはわかりませんが、柔道に関しては僕個人的意見とすれば親御さんは稽古中は指導者に任せて自分は褒めることに専念してみてください。

その方が子供達ものびのび楽しくできるんじゃないかって思います。

 

良くも悪くもほったらかし

 

これは浪江の時のことですけど、浪江の時の父兄さんは稽古を見学している時も口出し・手出しをしてませんでした。

まぁお母さん同士の井戸端会議が忙しくてそれどころじゃなかったのかもしれないですけどね(笑)

だけどその『ほったらかし』が学年の大きな子が小さい子の面倒をみてくれるようになり、小さい子もよくしてくれる先輩たちを慕うようになり良い関係が自然と築けていたんです。

遠征に行っても風呂から部屋での過ごし方などまで子供達だけでやっているので、親御さんも助かるし子供達だけの方が後々いい思い出になるようです。

 

これが正解かどうかはわかりませんが、少なくとも浪江の時は『ほったらかし』で良かったんじゃないかって卒団した子の親御さんと話したことがありましたね。

 

 

どこで伸びるかわからないから面白い

 

昔、指導者の先輩と話していて面白いなぁと思ったのが『子供ってどこで伸びるかわかんないから面白いんだよ』って言ってる方がいて『初めてすぐに伸びる子もいれば小さい頃からやっていたけど高校3年で伸びる子もいるし、結局は何かのきっかけだと思うんだけどね。』って。

本当に子供って同じように教えても覚えの早い子もいれば遅い子もいるし、1回でできちゃう子もいれば何回やってもできない子もいて、本当様々なんですよね。

だから僕はいつになったら勝てるんだろうって言ってた親御さんに『今、勝てなくても必ず勝てる時が来るから、その時まで楽しく続けられるように長い目で見ててください』ってお願いしてました。

 

だってどこで伸びるかなんて誰にもわからないですからね!