先日何気なくテレビを観ていたらキノコ図鑑を片手に山へ行き、図鑑と照らし合わせながら「これは食べても大丈夫!」とか「これは食べると笑いが止まらなくなるんだって!」とか言いながらキノコを探していたんです。
それを観ていてキノコ図鑑があってコレは大丈夫とかコレは食べると死んじゃうって解説してあるってことは、実際に食べてそうなった人達がいたから書いてあるんだよなって思ったんです。
最初は知らずに食べて結果大丈夫だったとかダメだったとかって判断で、まぁキノコだったら食べてみようと思うかもしれないですけど、それ以外の食べ物や飲み物で偶然の産物としてできたのを最初に口にした人って凄い根性してるなって考えちゃいました。
だってですよ、例えば納豆とかチーズとかは発酵食品じゃないですか?
最初は勇気いりますよね?
ブルーチーズなんてカビなのに食べるって凄くないですか?
基本的にカビの生えたのは食べないって教えられてきたのに、今じゃ当たり前のようにブルーチーズとか食べられてますけど、最初は罰ゲームかなんかだったんじゃないかって勝手に想像しちゃいました(^^;)
そこいくとお酒でも結構ある話で、ドンペリなんてのは修道士さんが発酵途中のワインを瓶詰めして放置してたらできちゃったっていう、まさに偶然の産物ですからね。
でも最初にそれを飲もうとした勇気は凄いと思います。
だって泡がボコボコ出てる飲み物に変身しちゃったものを飲んでみようと思ったんですから。
日本酒だと今でこそ日本酒本来の色と味わいをということで濾過しないところも増えてきましたけど、それでもまだ炭素濾過をしているところの方が多いと思います。
この炭素濾過は何のためにするの?ってことですけど、お酒の雑味であったり色を吸着させるために行うんです。
なので濾過していない日本酒本来の色って少し黄色味がかってるんですよ。
僕は黄金色って表現していますけどね。
じゃあ何で濾過するようになったかと言いますと、昔蔵人が蔵の方針通り合わなくてイタズラで出来たばかりの日本酒の中に粉末状の炭をぶちまけて困らせようとしたそうですが、一晩経って日本酒を見たら無色透明になって雑味のない素晴らしいお酒になったそうです。
それだって底に炭が沈んでる日本酒を最初に味見をした人は怖かったんじゃないですかね。
他にもいろいろありそうですけど今日はここまでです!