久々に家族で仙台に遊びに行き自分の服を買ってしまいました。

よそ行きの服を買ったのは何年ぶりだろうと思いくらい服を買っていなかったのと、今回は本当に10年以上ぶりにシャツを買いました。
普段は夏はTシャツだし冬はパーカーやトレーナーだし、春と秋は半袖か長袖かの違いくらいでほとんど変わりません。

下はほぼほぼ毎日ジーンズなので気にもしてませんでした。


【ボクの何を知っていて言ってるの?】

普段は洋服を買いに行っても店員さんは決まって「その服新作なんですよ~」とか「お似合いですよね~」と言ってくるじゃないですか?
本当に申し訳ないんですけど「新作なんですよ」と言われても正直「へぇ~」とか「だから?」と思っちゃうんですよね。

新作だろうがなんだろうが自分が気にいるかどうかだと思っているので、何年も前のデザインであっても自分がいいなぁと思えば買うだろうし、新作だろうが自分が気に入らなければ買わないだろうし。

「お似合いですよ~」と言われると一気に買う気がなくなってしまうんですボクは。

友達のお店で自分のことを知ってくれていて言われるんであれば、友達が言うんだからそうなのかなぁって気を良くしちゃいますけど、ボクの事を知らない人に言われても信用できないし「売りたいだけだろ!」って思っちゃうんですよね。


【褒められて買っちゃいました】

昨日の店員さんはちょっと違いました。
最初に数点オススメされたんですが、どれも自分では気に入らず探し続けていたら気に入った服が3点ほど見つかりました。

サイズもバッチリだし合わせやすいしいいかなぁと思ったんですけど、3点はちょっと多いかなと思って悩んでいたんです。



したら店員さんが「素敵なネックレスですね」と一昨日の誕生日に子供達にもらった物を褒められてしまったんです。
店員さんはもちろん子供達から貰ったなんて知る由もありません。
でも子供達から貰った物を褒められたら嬉しいじゃないですか。

言われた瞬間に顔がほころんで「3つ全部ください」と言っていました(笑)


【自分の所の物じゃない物を褒められると】

昔とある蔵元さんの営業さんがウチにいらした時に「今度新しい商品ができたんです」とパンフレットを持ってきたことがありました。
その時に自分の所の商品だったのに「正直これ飲むなら◯◯さんの◯◯を飲んだ方が僕はいいと思うんですけど、仕事なので一応パンフレット置いていきます」と言っていた営業さんがいました。

会社としては駄目な営業さんだと言われるでしょうけど、ボクはその言葉でその営業さんを好きになり信用することにしたんです。

もちろんその商品じゃない商品を取るようにして販売していました。

自分の所の商品を駄目だとハッキリ言えてオススメはしないって営業職としてみれば失格だと思いますけど、ボクは逆にその言葉で信用することができたんです。

なかなかできることじゃないと思います。


昨日の買い物でそんな営業さんがいたなぁと思い出しながら、自分でも売り込みじゃなくコミュニケーションをとりながら販売できるような関係性をお客さんと作っていきたいと思いました。