スポーツの世界では五郎丸選手の蹴る前の一連の動作や、イチロー選手の打席に入る前と入ってからの動作などルーティンと言われる動作がありますが、これはゲン担ぎなんじゃないかと勝手に想像してます。


【私もありました】

柔道を長年続けてきましたが勝った時に右足から下穿きを穿いたから次の試合からは右足から穿いたとか、試合場に上がる時も右足から上がっていたりと決めていました。
これは勝った時のイメージでゲン担ぎですね。

勝っても負けても試合前のゲン担ぎが大切だと思ってやっていました。


【笑売においても】

ゲン担ぎは笑売の世界でもありますよね。
お店の外に《盛り塩》って見た事ありませんか?
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何も知らない私は嫌なお客さんが来ないように塩を置いてるんだろうなとか、邪気を払う魔除けの意味で塩を置いてるんだろうなとか思ってました。

昔浪江のスナックのママさんに教えてもらったんですが、盛り塩には商売繁盛の意味が込められていて諸説あるそうですが、古来中国では牛車に乗って移動していたそうで宿を決める時に悩んでいると、店先に岩塩を置いていた宿の前で牛が岩塩を舐めて動かなかったそうで、それじゃあこの宿に泊まろうとなったそうです。
それから塩と水を店先に商売繁盛の意味を込めて置くようになったと教えてくれたママさんも先輩から教わったそうです。

面白い逸話があったんですね。


【2代目のゲン担ぎ】

私が仕事をするようになって2代目に初めに教えられたのは掃除の仕方でした。

瓶に埃がついていたら売れ残りだと思われるから時間があったら瓶拭きをするようにとか、商品は手前に引いて並べるんだけど全部が前に出ていると売れてないように見えるから何本かは抜いて並べる方法とか、本当に基本的な事でした。

その中で一つ面白かったのが店内の掃き掃除でした。
2代目店主は必ず入り口から掃き掃除をはじめ奥にゴミを集めてとります。

私が適当に店の中から掃いていたことがあったのですが2代目店主に叱られました。
綺麗になりゃ同じことじゃんと思ったんですが2代目店主のやり方には意味があったんです。

笑売をしている場所で中から外に向かって掃いていくのは『掃き出している=お金を吐き出す』を連想することと『掃き出している=かき出している』を連想するらしいです。

お客さんをかき入れているんじゃなくてかき出すのはダメだってことだったんです。

2代目なりのこだわりがあったんですね。


皆さんは何かゲン担ぎはありますか?



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