大学時代に福島県の県警・機動隊・国体合宿なるものに強制参加させられ、そこで起こった完全な理不尽な稽古に反抗したって言うくだらない話です。


【夏のうだるような暑さの中】

今でも何故なのかわからないんですが夏休みの合宿で、福島市内にある福島総合体育館に強制連行され強面の猛者の中に放り込まれました。
福島県警・福島機動隊・福島県の国体選手数名というライオンの檻の中に放り込まれ、来たからにはやるしかないという諦めと早く終わってくれないかなぁという願望でしか乗り越えられない状況でした。

顧問の監督に県警の方に紹介されたんですが『コイツ好間高校なんだよ!よろしく頼むな!』と意味の分からない紹介方法。

この紹介方法が地獄の始まりでした。


【諸先輩方…自分関係ないッス】

後でわかったんですが、その県警の方は高校時代にウチの高校に負けて全国に行けなかった事を根に持っていたらしいです。

でも自分関係ないッス…。

私よりも4つか5つ年上の方でウチの先輩に負けたらしいんですが、私は全く関係ないじゃないッスか。

それでも関係ないらしく県警の方や機動隊の方々の強い人とばかりやらされ、疲れてくるとその人が来て追い打ちをかけられる状況が続きました。


【最終日まで我慢しよう】

たしか4泊5日の合宿中ずっとそんな感じでした。
これは途中でやり返すと更に酷くなるだろうから、最終日まで我慢して最後に一泡吹かせてやろうと企んでいました。

遂に最終日がやってきました。

最終日は午前中で終わって帰るスケジュールでしたので、その午前中の稽古で4日分の恨み辛みを返してやろうと!

『この恨み晴らさでおくべきか』

立ち技の稽古中自分からお願いしに行きました。
組み合って技を掛け合うのですがタイミングを見て、まず壁まで押して行って壁ドン!
これは不可抗力なのですが組手の取り合い中に、相手の口に手が当たってしまい口から流血するアクシデント。
その後道場の真ん中で稽古していたんですが相手が技をかけてきたタイミングで持ち上げ、道場の真ん中から師範代が座っている上座まで抱えたまま連れて行き、師範代の目の前に頭から板の間に落としてやりました。

その方には『やればできんじゃん』と言われましたが、ほとんど無視するように稽古に戻りました。
最後に終わってから機動隊の師範代に『佐藤君、卒業したら機動隊で待ってるから』と言われたので『酒屋の方が面白いのでお断りさせていただきます』とお伝えしました。

次の年にも合宿に参加したのですが、その方は私の所には来ませんでした(笑)

その方以外の方は優しく良い方ばかりだったので、くれぐれも誤解の無いようお願いします。



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