蔵元さんが大切に造った商品をウチで売らせていただいてるんですが、それぞれ自分で選んで自分が好きになった商品だからオススメできるんだと思います。

【商品に思い入れがありますか?】

浪江の時は2代目が仕入れてた商品や問屋さんからの商品ばかりで、ただ仕入れた商品を店に並べて売れたら仕入れてと極一般的な方法でやっていました。
ぶっちゃけ私じゃなくても売れるだろうし私じゃなくても仕入れられるだろうし、私じゃなくてもバイトさんでも出来る事だと思います。

これが私が≪やらされてる感全開≫と反省している仕事内容でした。

当然ながら商品知識も乏しいし賞品に対する思い入れなんて全くありませんでした。
だから≪やらされてる感全開≫の仕事だったと自分に言い訳をしていました。

【自分で仕入れた商品がお客さんから美味しいと言ってもらえた時】

それから少しずつ仕事を任されるようになり自分で仕入れをするようになりました。
最初に取り組んだのは新潟の問屋さんから仕入れた新潟酒。
これはカタログから選んで仕入れるだけでしたが、それでも自分で選んで仕入れた商品を買ってくれたお客さんに「こないだのお酒美味しかったよ」と言われたのが凄く嬉しかったんです。

それまで≪やらされてる感全開≫だったのが、ちょっとだけお客さんとのコミュニケーションをとったり自分からお客さんに説明したりするのが楽しくなっていきました。

【自分の思い入れのある商品】

それから自分で仕入れるようになり、それがお客さんに美味しかったと言ってもらえるようになって本当に仕事が楽しくなりました。
そうすると少しずつ思い入れのある商品が増えてきました。

商品への思い入れとはなんだろうって考えてみましたが、私が思うのは『これは最初に自分で見つけて自分で説明して売れた時に、お客さんに美味しかったよと言ってもらえた商品』とか『蔵元さんと話をして造り手さんの思いや考え方に共感できた商品』だと思っています。


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例えばウチで言うと『麦焼酎 屯(たむろ)』とか『芋焼酎 タイガーアンドドラゴン』とかは、浪江の時にウチが本格焼酎が強い店として認知してもらえる事になった商品で、この2種類の商品はどれだけ本格焼酎が売れなくなったとしても売り続けていこうと思っている商品です。

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それから『磐城 寿』は地元浪江町で造られていて杜氏の大ちゃんが同じ歳という事もあり、浪江の時の日本酒の柱商品でした。
大ちゃんといつか話した事が『ウチが日本で一番《寿》を売る店になるから』と約束した事があります。
今は全然日本で一番になるまで程遠いですが、いつか必ずそうなれるようにと私が勝手に思い込んでいる商品です。

私の思い入れのある商品は売れているか売れていないかは関係ないんです。

考えてみれば思い入れのある商品=自分が好きでお客さんにススメたくなる商品なのかなぁと思います。
だから今は全部の商品に多かれ少なかれ思い入れを持って売らせてもらっています。

やっぱり自分で好きな商品だから多くの人に飲んでほしいと思うんですね。



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