毎度どうも~

福島県いわき市平にある
ジーンズも売ってる酒屋
『酒のしのぶや』
3代目店主の俳優じゃない方の
佐藤浩一です


今日はですね~


日本酒の歴史のお勉強です

弥生時代・大和時代編

日本酒が米を原料として
造られるようになったのって
縄文時代の後で弥生時代にかけて
水稲農耕が渡来して定着した後で
西日本の九州とか近畿辺りでの
酒造りがその起源と
考えられてるそうです

この頃のって加熱した
穀物を口でよく噛み砕いて
唾液の酵素で糖化させて
そこら辺にいる野生酵母で
発酵させる「口噛み」っていう
超原始的な方法で
造られてたらしいっす
潔癖症の方は飲めないっすね
(^▽^;)

んで酒を造ることを「醸す」って
言うんですけど語源は
「噛む」からきてるらしいっすよ

んで「口噛み」の酒は
『大隅国風土記』とか言うのにも
明記されてるらしいんで間違いないかと

んでここからがポイント

「口噛み」ってのをやるのは
巫女さん
だけに許された事だったらしく
酒造りの仕事の原点は
女性から
だったみたいッスね

今でこそ女性杜氏が増えましたけど
元々は女性が造っていたなんて
ビックリですよね

んで大和時代になると
徐々に国内に広まっていった酒造りは
『古事記』
『日本書紀』
『万葉集』
『風土記』
(日本史で聞いた事ある文献名だ)

などの文献に見られるようになって
「サケ」
という呼び方なく
「キ」
「ミキ」
「ミワ」
「クシ」

なぁんて呼ばれ方を
されてたらしいっす

そういえば島根県の出雲地方に
「八塩折の酒」(やしおりのさけ)の
逸話が残っているんですけど
ヤマタノイロチを退治する時に
スサノオノミコトさんが
オロチを酔わせて退治したという酒で
「何度も何度もくりかえし
醸造した良い(濃)酒」

凄くないっすか?
ヤマタノオロチを酔っぱらわせる酒
うるさい上司に…(^_^;)

「神々の酒」
「天皇の酒」
そんな呼ばれ方してた
時代だったみたいですね

また昔の酒って食物的な要素が強く
固体に近い液体を箸で食べてたらしいっす

次は奈良・平安とか
その辺です