馬車道で今日より開催されている
友人のコラボ展に行ってきました。
 
友人の切り絵と、詩、そして生け花の3名によるコラボレーション。
そのコラボレーションの新鮮さはもちろん、
切り絵ときいて想像するものは人それぞれでしょう。
 
白を基調とした会場に、ふわりと広がる彼女の世界観。
ある空間を、その人色に染めることができる芸術の素晴らしさを感じてきました。
 

 
 
 
音楽は時と共に流れていくものですが、美術は違うことが多いです。
落ち着いた空間で、彼女がたくさんの時間、何秒何分を費やしてきたその表現に向き合う静かな時間は
今の私にとってかけがえのないものとなりました。
行ってよかった、その一言に尽きます。
 
少しぶれてしまったでしょうか。
作品はこんな感じで詩と生け花と共に飾られています。
 
 
下絵を描くことはほとんどなく、一度手にかけたら思いのままに切っていくのだそう。
細かい作業が苦手な私には信じられない才能です。
 
ギャラリーならではの光の中で見ると、
その飾り方のセンスもあって、影も作品を引き立たせる大事な要素になっていました。
額も背景も、色使いも全て計算づくのこと。
今回私に一番響いたのはこの、「せかい」という作品でした。
 
 
この展示会目指して完成させたという作品には今の彼女が映し出されているようで、
どの作品も愛おしく思いました。大学時代からの、もう長いおつきあいですからね。
 
 
 
観に来てくださった方々と彼女の語らいを聞いているだけでも微笑ましく心地よく、
その場を離れがたかった。
またひとつ、刺激をもらいました。
 
彼女にとっての展示会は、私にとってのコンサートみたいなものなのだろうなぁ。
そう思うと、アンケートも簡単では終わらなくて裏にまではみ出して書いて来ました。
またギャラリーにいる彼女に会いたい。
 
 
 
 
 
 
詩・いけばな・切り絵によるコラボ展
「解 放」は、
12月19日(火)まで
馬車道大津ギャラリーで開催中です。
 
 
 
そうそう、方向音痴な私にとっては
みなとみらい線の馬車道から徒歩1分というアクセスも嬉しかったよ。