大陸を行き来する
渡り鳥がいる限り
鳥インフルエンザは無くならない。
昨年10月からの
殺処分は998万羽。
いつまでこんな
愚行を続けるつもりなのか
自家採種、無農薬栽培の
お野菜を届けていただいてる
千葉の佐倉の林農園さんの
今月のお便りより。
「林農園では、初生ひな(生まれたばかりのヒナ)
を導入し、餌付けから始め
法律で義務付けられている
2種類の注射がされるが
それ以降は一切の薬品を使用しない。
大規模養鶏農家は
ヒナを育てるのが大変なので
多くは60日ヒナを導入するが
そのヒナは
60日の間に20回、つまり3日に1回
ワクチンや抗生剤などの薬品を使用。
導入後も薬品が使い続けられ
薬品づけ。
さらに狭いケージの中で飼われ
免疫力が非常に低下しているので
鳥インフルエンザにかかりやすくなっている。
ただし、
昨年北海道で出た鳥インフルエンザは
800羽の養鶏場でも発生していて
必ずしも羽数が少ないなら発生しないとは
言えない。
これだけ多く発生し
国から厳しく管理するように言われても
発生するということは
はっきり言えばやりようがない
ということ。
EUでは
動物福祉(生きている間は負荷をかけずに動物らしく生きる)の考え方から
ケージ飼いが禁止されている。
いずれにしろ
林農園のようにケージ飼いではなく
薬品を使わず平飼いすれば
鳥インフルエンザにかかる可能性は
かなり低くなると言える。
日本で鳥インフルエンザが発生して以降
鶏の飼育、管理が厳しくなり
毎年届け出が必要。そして
2月1日時点での羽数が
百羽を超えると
専門の獣医をつけたり
毎日死亡羽数の届け出
薬品消毒など
管理が大変になる。
百羽以下はそこまで厳しくないが
林農園でもインフル発生時期には
国からの要請で
鶏舎の周りに月一回石灰を散布。
現在一年目が百羽弱
二年目が百羽弱。
今月中に二年目の鶏を解体し
ソーセージや肉にするため
鶏の羽数が減るので産卵数も減り
ご希望の数を届けられないことを
ご了承ください。
3月末か4月初めには
百羽のヒナを入れるので
9月に生み始めるまで
それまでお待ちください。」
(内容要約しました)
この時期、畑は
毎朝氷が張り真っ白
虫がいなくなるので
鳥が野菜を食べ始めるので
網をかけないと食べ尽くされてしまうとのこと
野生の鳥はやはりたくましい
鶏のことや
魚のことも
活き造りは恐ろしいし
生きたまま揚げたり焼いたりなど
怖くて耐えられない。
魚を食べなくても
生きていけるのに
それでも買って食べてしまう私
少しずつ回数は減らしている。
食糧のことも
これから先
もしもほんとうに
温暖化というならば
暖かくなった北の大地を畑にして
食べ物を育てれば良いのではないか。
車が無くても生きていけるけれど
新鮮な水や
食べ物が無くては
仙人以外の人間は
生きていけないのだから
みんな
必死で知恵を絞ると思う