先日、伊勢丹をぶらぶらしていたら、懐かしい絵を発見。
絵本作家のエルサ ベスコフ、
スウェーデンの児童文学作家・絵本作家です。
とても狭いスペースでしたが、グッズを販売していました。
もう20年以上前に、絵本好きのママ友に教えてもらい、夢中になりました。
夢や想像を掻き立てる絵とお話しは、なんとも魅力的。
私は絵本について詳しくはないのですが、
ベスコフは1953年没とあるので、100年位前にこんなに中身もビジュアルも完璧な絵本があったのですね。
日本もすごいけど、世界もすごいです。
動物や植物の精や妖精、トロルなどが沢山でてきます。そしておじいさんおばあさんも。
みんな働き者。遊びもイタズラも好き。
こころがほのぼのとして、ぽっと灯りがともるようなお話や、思わずウフッと笑ってしまうようなお話が沢山。
20時前に読んだ頃よりも、今の方が感動が深かったです。
それはたぶん
あの頃は気持ちに余裕がなかったのだと思います。
特別な事をしていたわけではないのですが、育児で消耗していました。
子供は可愛くて、あの頃の時間は宝物ですが、あの時に戻りたいとは思いません。
思い出して、思い出をぎゅうっと抱き締めるだけで充分幸せです。
でも、子供を通しての繋がりがなかったら、ベスコフを手に取ることもなかったのです。
今の私の周りにあるもののかなりの部分は、子供の繋がりからのご縁が発展したものです。
有り難や、です。
息子が独立してこれからは、また別のご縁が増えていくのだと思います。
こちらもワクワク。
子供の本も自分の本も、沢山処分してきましたが、ずっと残しておきたいもの、大切にしたいものがあるというのは、
とってもとってもうれしいこと、ですね。