12月 3日(土)
AM08:52-
昨日は.....【マザーフッカー】の公演を、【バチェラーパーティー】のキャストのみなさんに観て頂いた。
出演週は異なれど、この両作品はテーマは同じ方向だからである。
女目線と、男目線.....。
性別の違いはあれど、生きていることに変わりはないわけで、生き続けなければならないわけで.....。
一方で.....同業者なれば、【マザーフッカー】に出演している彼女達が、どんな稽古を積み重ね、どこまで追い込まれ、そんな苦しい環境の中でも、逃げずに向かって行かなければシバき倒されるのは目に見えているわけで.....。
そんな【息ずかい】のようなモノを肌で感じて、自身で今一度戒めて頂ければ.....。
臭い言い方をすれば.....そんな【バトン】を4週間繋いで頂けたらなと.....。
演出家が出演者を甘やかすのは、簡単である。
しかし、ソレ等の行為は自身に保険をかけることであり、お客様を愚弄するに等しい。
出演者が自身に言い訳を持つのは、容易い。
しかし、そんなことに慣れてしまうと、自分で自分の首を絞める行為に他ならない。
自身が勝手に決めつけた限界点のちょっと先辺りが、心地いい。
どうせお客様の前に立つなら、震えるぐらいがちょうどいい。
役者は、恰好をつけたがる生き物である。
しかし、恰好をつける余裕がなくなった時に、はじめてその人間の【人となり】が見えたりする。
舞台は映像では、ない。
出演者とお客様の間に、フィルター(逃げ場)はないのである。
わたしは、【人】が観たい。
不様で構わないから、【人】が観たいのである。
今日も.....震えて頂きましょ。