どっちもどっち | 坂上忍オフィシャルブログ「綺麗好きでなにが悪い!」 Powered by Ameba

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 6月29日(水)

AM08:19-


どっちもどっち.....とおもえた時こそ、哀しいことはない。

そんな時が、あるんだな。


内閣改造まではいかなかったが、復興担当大臣を含め、若干の入れ替えがあった、現政権。

まぁ、実質的には退陣することが決まっている総理が、何故手を入れ、留まっているのか? は、さておき。

霞が関は、自民党議員を一本釣りで政務官に引っこ抜いたなんだと、騒然となっている。


手短に.....おもうのである。

野党からの入閣、もしくは起用は、霞が関にしかわからない【礼儀】があるのだろう。

今回の起用は、礼を外した行為だからこそ、与党からも反発を受けている。

が.....一方で、引き受けた者が厳然と存在するのである。

礼を外す行為云々を指摘する前に、身内の引き締めもできていなかった自民党も如何なものか? と揶揄されても致し方ないのではないか?


何故、被災地の方々は、遅々として進まない行政に腹を立てながらも前に進もうとしている、進んでいるのにもかかわらず、霞が関のアホ共は、マスコミを横目に見つつの政局、子供の喧嘩に終始するのか?


例えば.....被災地であったとしても、仲が良い悪いは当たり前。

どこの土地でも、それなりに根深いモノはある。

が、この状況下に於いて、そんなことを言っている場合ではない。

好き嫌いではなく、如何にして【前に進むか?】が優先されなければ生きていけないわけで、それ等の行為が、子供達の世代に極力迷惑をかけない大人としての最低限の務めとおもっているからこそ.....なのではないか?


何故.....そんな想いをしてまで前に進もうとしている方々の、足を止めようとするのか?


潔くない日本のトップらしき方が(まぁ、総理大臣さんなのだが).....「歴史が判断する」と、言ったとか言わないとか.....。

端的に、今を生きている人間に、歴史を語られたくはない。

というか、自分の歴史に拘っている人間に歴史という言葉を吐いて欲しくない。

わたしが、映画や舞台を演出する際......


「今回、観に来られたお客様が、この映画を批判するかもしれないが、その有無は、歴史が判断する」


例えが適切かどうかはさておき.....こんな卑怯な言葉を吐ける監督や演出家がいるならば、お会いしたいものである。

例え、心の中で秘めていたとしても、言葉に発するということが、どれだけ重いことかということを、なんで一国の総理が.....理解していないのか?


とはいえ.....一番の不幸は、【どっちもどっち】。

辞めるというニュアンスの発言をしたならば、とっとと辞めないと.....。

協力すると言ったなら、あの人が辞めたら協力するなんて中途半端なこと言っちゃダメ!


この期に及んで好き嫌い=争い=政局って、なんなんだろう。

争う可能性があるにもかかわらず、争わずして、町の為に、土地の為に、行政にも頼らず復興に向けて身銭を切っている被災者の方々に対して、あの方々は次の選挙の時に、また嘘の土下座をして1票を獲得しに行くのか?


わたしは.....清原が巨人にFAで移籍した時に、日本の野球ファンを辞めた。

清原の、せいではない。

日本という国土にそぐわないFA制度というモノが、日本の野球をダメにしたとおもったからだ。

気がつけば、日本のプロ野球が地上波で放送されることはほとんどなくなった。


この状況下で、絶対ないとは信じたいが、解散総選挙などという暴挙に出た場合.....わたしは俄か政治フェチを辞める。

そんなことになったら、もう付き合っていられない。

アホな首相が、どうのこうのではない。

どいつも、こいつもだ。

いや、まっとうな議員さんもいるんだろうが.....。

メディアを意識し過ぎるがあまり、メディアに逃げられるようなことw、政治がしてはならない。

メディアは、商売である。

政治は、政治の本質は、商売であってはならず、商売に行き過ぎてはならず.....。


わたしは.....小沢一郎さんは嫌いではない。

が、あの方に【負】があるとするならば.....金絡みはさておき、恨みに終始し、自身の改造論に固執し、民主党のお子ちゃま議員を育てなかったことにある。

この【負の遺産】は、計り知れないモノがあるとおもう、今日この頃.....。


俄か政治フェチが.....生意気言ってすいません。

でも、もう哀しい。