実際の訪問介護でのメディカルアロマ | 大工原忍オフィシャルブログ「しのぶログ」Powered by Ameba

実際の訪問介護でのメディカルアロマ

先日、フランスからいらしたボドゥー先生のセミナーで、実際に訪問介護士さんの方々が医療現場でメディカルアロマを取り入れた報告がありました。

そして、人間が最初に経験するのは触覚で、嗅覚と共に体と精神を結ぶ一番の繋がりであり、触覚に繋がる器官の皮膚は脳と同じ起源をもち、実は皮膚と神経系が生まれるとき元は同じ胚芽から形成されているので、皮膚と神経系の共通点があり、皮膚は身体全体に広がった脳であるともいわれています。

だから、肌と肌が触れ合うタッチングの大切さや、ターミナルなとき、全ての感覚器は衰えても触覚だけは最後まで残ることから、人と触れ合うことの重要性を改めて感じました。

私もセラピストなのでマッサージも行いますが、方向転換する時もパッと手を離さないよう、優しくホールディングするように心がけます。

今回は床づれのケアの臨床データですが、リアル過ぎる画像なので、かなり遠目でご紹介すると
しのぶログ-DVC00470.jpg

セージ、ローレル、サイプレス、ロックローズ、ミルラ等にジェルやグリーンクレイを皮膚塗布して、ラップしていました。
消毒はクローブウォーター。

薬で治療したくない方々に医師の判断の元治療していますが、実際にイロイロな分野でメディカルアロマが取り入れられているのを感じました。

今度、介護分野に入ることになりました。
私は治療行為は出来ませんが、少しでも環境改善や患者さん、ご家族、まだ施設で働く方々の心のケアが出来ればと思います。