痴呆症とメディカルアロマ | 大工原忍オフィシャルブログ「しのぶログ」Powered by Ameba

痴呆症とメディカルアロマ

先日、介護のお話を書いたので痴呆症とアロマについても書こうかなと思いました。
今80歳以上の方の20%は痴呆症だといわれています。
香は大脳辺縁系という本能の脳に直接働きかけるので、痴呆症の方々の脳にも直接働きかけてくれると言われています。

全てを忘れてしまっても、コーヒーの香を嗅いだらその時の事を思い出したりします。

メディカルアロマは医療ではないので効くとは言えませんが、香やタッチングは強い力になり、健忘症にしばし効果があると言われています。
クリニカルアロマテラピーより良い看護を目指してと言う本では、料理や植物を思い出すのに、ラベンダーアングスティフォリア、ゼラニウムエジプトを用いていたり、会話や記憶の誘発にパイン、ペパーミントを、熱帯地方のデールス治療専門サービスで実際に患者の生活の質を改善するのに施設でアロマテラピーを使用しています。

ただ記憶と香は本当に強い関係があるので、好きな香であることがとても大事です。
うちのお客様は、ラベンダーは亡くなった父親を病床でいつもマッサージしてあげた時に使っていたから思い出すから使いたくないとおっしゃっていました。
どんなに効果がある香でも、好きな香でなければ心に不快を感じるだけです。

患者さんご本人の混乱や不安、痛みや恐れ、また見ている側の家族の戸惑い、介護ストレスや疲労

これらの大変な事に香が少しでも貢献出来ればと思っています。