pupsaveがいっぱいに(1) からの続き
パピーには「/root/my-documents」というディレクトリが用意されています。この場所に作成した文書や画像を置けば、pupsaveにそれが格納されます。
ここにたとえばデジカメで撮った画像を保存するとしましょう。昔に比べると最近のデジカメのデータはずいぶん大きくなっています。 pupsaveのサイズを標準の512MBにしていると、すぐにいっぱいになって
しまいます。
pupsaveのサイズは拡大することができます。どこまで大きくできるか定かではありませんが、USBメモリなどでよく使われるFATファイルシステムでは4GBを越えることはできません。
pupsaveをあまり大きくすると、パピーの動きが遅くなるかもしれません。また pupsave が壊れる危険もあります。大事なデータは pupsave内ではなく、別の場所に置いておくほうが安全です。
では、どこに置くの?
/mnt/home 以下は pupsaveには保存されません。たとえば「/mnt/home/MyDoc」などの名前でフォルダを作り、そこに大きなデータを置いておけば、pupsaveのスペースを圧迫しません。
/root/my-documents などpupsaveの中身は Windowsからは参照できません。いっぽう /mnt/home が NTFS/FATのようなWindows用パーティションであると、 /mnt/home 以下に置かれたファイルは Windowsからもパピーからもアクセスすることができます。
この続き
pupsaveがいっぱいに(3) 隠しファイルとキャッシュ
詳しくは以下もお読みください。
パピー用語集: /mnt/home
パピー用語集: pupsave
2016-03-16 追記: 「/mnt 以下は pupsaveに含まれない」という記述は誤解を生むようなので、「/mnt/home
以下...」と修正しました。「/mnt 以下」は、正確には「/mnt
以下にマウントされたドライブ上は」と言うべきです。pupsaveが保存されているドライブは /initrd/mnt/dev_save
にマウントされ、/mnt/home がそれへのリンクとなります。