2023   イギリス     ★★★★☆

              

監督:クレア・ティトリー

出演:浜津 智明(なすび) 土屋敏男(プロデューサー)

 

なすびの「電波少年的懸賞生活」の舞台裏のお話。Huluにて視聴。

ドキュメンタリーはあまり観ないんだけど、これだけは気になってたので。

 

面白かった。

 

告発系ではあるけれど、そこまで恨み節的な感じじゃなくて。

当時はこういう感じだったと淡々と描かれていて、鑑賞後に爽やかな気分になる映画。

 

今んとこ日本のHuluにも無くて(日本での)公開は未定だそう。

 

 

 

タイトルは「コンテストの参加者」なんだけど。

 

 

当時も笑ってたけど、今観ても映像としては懸賞生活はめちゃくちゃ面白い。

 

      

 

なすび本人のキャラクターと編集がいいんだろうけど。

 

     

 

1年近く隔離された部屋で暮らして100万円突破するまで部屋を出られず懸賞で食糧も調達しなきゃいけない縛り。

 

 

自分がそれをやらされる羽目になったと思ったら普通に冷静に考えたらサイコホラーだよね。

 

    

 

この状況って「CUBE」や「ショーシャンクの空に」だよなぁと。

 

独房って刑務所の中でも一番キツイと言われてるし。

 

 

いや当時も「いいの?」とは思ってたけど。実は普通に外にでたりご飯は貰ってるというTVならではのヤラセの噂もあったし。

あれはショーだからプロレスと同じで本当はそこまでやってないはずと思ってたんだよね。この映画を観るまでは。

 

まさか、本当に1年以上も誰とも喋るのを(プロデューサーに)禁じられてたとは。。。

 

なすび「何度も死ぬことを考えた」ってなるよね。

 

 

 

 

 

この土屋Pがサイコパス味があってなかなか怖いんだけど企画力は凄い。彼の一番の出世作は電波少年だけど。さすが「元気が出るテレビ」や「生ダラ」他ウッチャンナンチャン番組や「はじめてのおつかい」を作った人だなという感じ。「世界の果てまでイッテQ!」を作っているのは若い頃に「電波少年」を手伝ってた人というのも納得。出演者も視聴者もこんなことやらせるんだって形のバラエティ番組の祖だとは思う。

 

電波少年はコンプライアンスとか無い時代にアポなしロケや、「有名になりたい」という芸人志望の若者を過酷に使った番組だけど。有吉の猿岩石の映像は全く出てこなかったのはなんか理由あるのかな。