軽い感じだったのでKindle Unlimitedでサクッと読了。

これは面白い!

 

一昨年の日本のゲースロ三谷幸喜「鎌倉殿の13人」観てたので、

この小説で読んでも、顔が大泉洋(頼朝)と菅田将暉(義経)に固定されてた。

偶然だけどこの本も同じ時期に書かれてる。コミカルなとこも似てて。

あのドラマが好きだった人は読むべし。

 

 

 

戦の天才・義経と政治の天才・頼朝がどうしてもメインだけど。

そこに平凡で小心者の範頼の視点の異母兄弟3人物語というのが新鮮。

 

頼朝に残酷さにビビりまくってるけど、それなりに己の道を切り開こうと頑張る姿が良い。

弟の義経への兄弟愛と同情心で揺れながらも保身のためにギリギリの己の正義で

立ち回る姿も中堅サラリーマンのよう。

 

源平って誰でもラストを知ってるんだけど、

毎回ドラマや小説に惹かれるのはやはり日本人のDNAに何か刻まれてるのかなぁ。