■「停電作戦」に答えは発砲 投光器に命中(読売)
なんとか犯人たちのろう城に同様を与えようとする作戦-。22日午後8時30分、山荘への送電をストップすると同時に、わずかにもれていた3階の窓の明かりが消えて、真っ暗となった。不気味な暗ヤミとの対じが続く。そのときだった。「ズーン」という銃声が雪のしじまを破った。
■機動隊が一斉投石(読売)
23日午前一時20分すぎ、機動隊員たちがいっせいに山荘めがけて投石を始めた。
見出しは大きいが、全文でこれだけの記事。
放水や擬音にはなんとか耐えられたが、投石にはまいったようである。「脳髄を掻き回されているようで、これはこたえた。紙を丸めて耳栓代わりとしたが、ほとんど効き目はなかった。この日からわれわれは睡眠不足におちいった」(「あさま山荘1972(下)」)
この日、坂口は風邪をひいたようで体調が悪く、酒を半合飲んで寝る。
■その他の記事
被弾の田中さんによると、山荘のドアは手前に引くと簡単に開いた。(読売)
田中さんの容態悪化。昏睡状態に陥った。(読売・夕刊、毎日・夕刊)