西軽井沢の御代田町で宿を準備中
介護で命を預かってきた僕の
開業までの記録
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MDとして働いていた頃
社長から
「お前の欲しいTシャツなんていらねー
銀座に通うOLの気持ちを考えろ」
と静かに怒られた
でも
僕には分からなかった
何が欲しいのか
どんな休日を過ごしているのか
何を楽しみに銀座に通うのか
銀座に通う27才OLを考え抜く中
プレスリリースを任された
銀座に通うOLが
友人を自宅に招くとしたら
どんなもてなしをするだろう
料理は
花は
テーブルには何を飾るだろう
色んな角度からとことん考え
「凛子のホームパーティー」を考えた
凛子は
銀座に通う27歳のキャリアウーマン
僕は
銀座のフランス料理店を借り
テレビ
ラジオ
新聞
雑誌
あらゆる媒体へ
何百通もの案内状を送り
開催した
正直
来てくれるかは分からなかった
しかし
多くの取材陣が集まり
男の僕が企画した
凛子のホームパーティーは成功した
帰りの電車の中
社長がぽつりと言った
「お前はおもしれー
10年早く会いたかった」
社長は
その年に退職する予定だった
最高の褒め言葉だった
今振り返ると
昨日ブログに書いた母のことを思い出す
人を喜ばせることが好きだった母
教わった記憶はない
ただ
僕も
同じ感覚で考えていた
商品を考えるのではなく
その先にある
人が喜ぶこと
そして
宿づくりをしている今も
やっていることは
あまり変わっていない
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今日も西軽井沢と御代田の林道を思い描きながら書き記します


