人風のグレージュ系とかブルージュ系の髪色って一回はして見たいって思った人も少なくないと思います。


外国人みたいに元々の色素が黄色しかないとかだったら話は違うんですが、

前におさらいしたように日本人の髪には黄色の3種類で黒髪は作られています。

つまり白にするためにはできるだけ色味を消していかなければならないんですが、全部の色味を消すには

ブリーチを何回もしなきゃで、髪は傷むし頭皮は痛いし、お金と時間はかかるで、

僕らもなるべくブリーチはしたくありません。

しかも、何回ブリーチしようとも黄色が完全に撮れることは無いんです。



そこに用いられる技術が補色です。


補色とは簡単に言うと色と色の真反対の組み合わせの事、その真反対の組み合わせの色を混ぜることにより無彩色となると言うことです。


無彩色とは書いて字のごとく彩りのない色です。

白やグレーや黒がその色ですね!


あとは組み合わせる色の濃さによりグレーなのか黒なのか決まって来ます。

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これは黒のパターン水色と黄色とピンクを混ぜて黒っぽくしてますよね!

実はブルーブラックもこの方法を用いたものです。

なので、髪色がかなり抜けて黄色に傾いている色にはバイオレットなどの赤味系を混ぜることにより黒っぽくなるのです。


お次に
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黄色を混ぜてグレーになってますよね!

全部の色味が少しずつ薄まることにより、真ん中の色味も変化するのです。


つまりカラーとは、この補色を使うことによりなるべく髪を痛ませずお金と時間をかけ過ぎず希望の色にしていく技術です。


ヘアカラーにおいてこの知識は必須です。


それでは実際に僕の髪の毛でどうなるか実験したのでご説明していきます。



まずはベースの色ブリーチを3回してかなり色を抜いています。

しかしまだ黄色が残っている。


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ドアップで失礼します。笑


ここに黄色の補色(反対色)を用いると紫色ですね!

ここではバイオレットをこの黄色と同様に薄めてカラーしていきます。


するとこんな感じ

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バイオレットが少し勝ってますがグレーっぽいのわかりますか?( ¨̮ )


そして時間が経ち色が抜けてくると


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写真の撮り方にもよるんですが、ほぼ綺麗なしっぽいグレーになりました!!

ここまでなるのに約2週間ほどです。


最初からここの色を狙うことは可能なんですが、
持ちが悪いんですよね!


消して濃いめのグレーっぽいのも嫌いではないんで最初の2週間は濃いめの少し青み寄りのグレーを楽しんで

その後の2週間は本来したかった白っぽいグレーを楽しむと約1ヶ月ちょっと楽しめるのでお得ですよね!

最初からここを狙っちゃうとたったの2週間ほどで黄色味が戻っちゃうんです。


ちなみに染めた日からちょうど1ヶ月経った今はこんな感じ!



1ヶ月後/染めた直ぐ



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今は少し黄色が出て来てますね!


補色といえども反対の色を上から被せることにより黄色とか元々の色味が消えるわけじゃ無いんですよね!

消えたように見えるだけ!

色味が取れればやはり黄色味は出て来ます。


そこにもう一回色味を変え被せたり少し変えたりして楽しむんですね!


てな感じが補色となります。


自分の画像載せ過ぎてなんか恥ずかしいです。(◎_◎;)


カラーって本当に難しいんですが、知れば本当に楽しいんですよね!

美容学生とか美容師なりたいなーって方で友達同士でカラーし合う時はこれを頭に入れてやると良いですよ!

まじ楽しいからやって見て( ¨̮ )