武蔵家(陰) | 『つぶれバッカス』 ハヤカワシンノスケ

『つぶれバッカス』 ハヤカワシンノスケ

当たり前の日常こそ素晴らしい。
日々の暮らしの中で感じる「喜・怒・哀・楽」を
キャッチーなメロディーに乗せて奏でます♪
アコースティックギター&ピアノのユニット
STARDUST SOUNDS ハヤカワ シンノスケのブログです♪

菊名にて。
 
やはりラーメンなのである。
 
 
注文したのはもちろん…。
 

 
ファイヤーラーメン&サービスライス。
 
家系の激辛、大好き。
 
ただでさえライスとの相性抜群のスープ。
激辛だとなおさらです。
 
ちなみに麺も味も油も全部普通。
 
最近はかためもあまり頼まなくなった。
 
この日は開店して間もなくだったため
サービスチャーシュー付きだった。
 
チャーシューの切れ端を
自分で好きなだけ入れるってヤツ。
 
「ほんの少ししかないので
 全部入れちゃますね!」
 
元気のいい店員さんが
全部入れてくれた。
 
そう。
 
店員さんがすごく元気な人だった。
 
ちょっとやんちゃぽく見えるが
ハキハキしていて、まさに陽キャラだった。
 
そんな陽キャラ。
 
僕には眩しすぎた。
 
「あ、あの…ラ、ラ、ライスを…おかわり…」
 
「はい!!ライス!!中でいいですか!?」
 
「は、はい…ちゅ、ちゅうで…ぃぃです…」
 
「これくらいでいいですか!?」
 
「は、は、はぃ…ぃぃです……」
 
店員さんの笑顔が、明るさが
僕を暗くしていく。
 
「辛さ足せますから!言ってくださいね!」
 
…言えないよ。
 
もっと辛くしたかったのですが
完全に心が殻に閉じこもってしまいました。
 
次は最初から「辛めでお願いします」と言おう。
 
あー、ちゃんとした人間になりたい。