前々回 、大学院の授業(市場競争戦略)の最終講義で、嶋口先生から言われた「思いやり」ついて書いたひらめき電球

 

 

現在はまさに方法論とも言うべきMBAを学んでいるわけだが、前々回 も書いたとおり、そんなアカデミックな授業の中でこの「思いやり」について触れられるなんて思ってもみなかった。

 

授業の最後に、癌(?)で死期が近い父親が、息子に書いた手紙(しまった!会社に忘れてきた。。)の一説をコピーして配布していただいたのだが、学生は皆、どこかビックリした面持ちで静かにそれを黙読したのであった。

 

 

 

嶋口先生は日本のマーケティングの権威で、有名なご著書はもちろんのこと、超有名企業の社外取締役を数社こなしていたほど、アカデミックな領域以外にも実務にも長けた経験をお持ちの方である。授業はそんなマーケティングを中心とした競争戦略についてであって、いつもはケースを中心とした講義がメインメモ

 

 

ゼミの根来龍之先生もそうだが、大学教授でも実務を経験された方とそうでない方では、やはり実務家の我々としては前者の方が説得力がある気がする合格根来先生も、先日の授業の中で「私は人を使うことができなかったから実務から離れたのですよ。全部自分でやりたくなってしまうんだよな~。」と、驚くほど素直なご自身の分析を話されていた。実務を経験していないと「人を使う(動かす)重要性」なんてわからないし、そんな素直さがけっこう好きだ。

 

ちなみに、嶋口先生はこんな方↓↓↓

http://www.kbs.keio.ac.jp/school/t_shimaguchi.html

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%93%88%8C%FB%8F%5B%8BP/list.html

 

 

 

 

さて、そんなマーケティングの第一人者が、経営に必要な資質として「思いやり」を挙げたのは、やはり長年培ったアカデミックとプラクティカルの経験からなのであろう。きっと、もう数えられないくらいの経営者とその経営を見て来られたのだろうし、「思いやり」とおっしゃったその言動にも説得力があったべーっだ!

 

「長年経営を研究しているけど、やっぱり最後はこれなんですよね。」と、幾度と繰り返し語っていたその口調が、僕の中では今でも印象的である。

 

 

でも、「思いやり」ってのは僕のような若造でも本当によくわかる。個人的に大好きな楽天の野村監督http://ameblo.jp/shinnosuke1113/entry-10039365910.html )の言う「感謝の心」と近いものを感じる。要は、「人間力」ってことなんじゃないだろうか。

 

 

当たり前だけど、どんなに戦略を構築することができる人でも、どんなに資金調達ができる人でも、そもそも「人間力」がないと人はついてこない。人間的な魅力のある人こそ、人はその人について行こうと思うし、その人のために必死に汗をかきたいと思う。

 

そして、時には一緒に涙を流すことだってできる!「思いやり」のある人は、そんな人間的魅力にあふれた人であるはずだ。嶋口先生は、そんなことを僕らに伝えたかったのではないだろうか。

 

 

 

長くなったけど、、、そんな人物になれるようにがんばるビックリマーク