がんばろう!石巻 | しんのすけの病気になんか 負けないぞ!

しんのすけの病気になんか 負けないぞ!

大腸ガンと闘病中。

頑張りましょう!

今日は雑誌の小さな記事に目が止まったので、知らない人にも見て貰いたくてブログに載せます。

黒澤さんと言って石巻市の配管屋さんの記事です。


3月11日 東日本大震災の直後、松の木にしがみついて津波から逃れた。
漆黒の闇夜に雪が振る。
凍りそうな寒さに、一晩中堪えた。

3月30日 自宅があった場所からは、決して見えないはずの青い海が見える。
視界を遮っていた建物はすべてなぎ倒されてしまった。
『じゃあ始めっか』友人二人とガレキの中から廃材を運び、見つけたベニヤ板を自宅のコンクリートの基礎にビスで張り付けた。
『何やってんだ?』通りがかりの人が声をかけた。
『看板、立てようかとおもって』と答えたが、こんな時にと言いたげな顔で、人は去って行った。
三人は黙々と作業を続けた。

黒のペンキをブラシになじませる。そして、復興への祈りを込めながら、丁寧に色を重ねていく。
通り過ぎていた人の歩みが止まり始めた。
震災一ヶ月後の4月11日
焼け跡と化した街に、一つの看板が現れた。

『がんばろう!石巻』

その大きな文字に、誰もが釘付けになった。
黒澤さんは、24歳で水道会社に就職した。
だが、不況のあおりで倒産。
再就職するも、その会社も倒産。
その後就職した先も倒産…。
三度の試練。だが、常に最後まで残務整理をやり抜いた。
その姿に感銘した取引先が、独立を勧めてくれた。

2005年に会社を設立。

2009年に自宅兼ショールームを改築したが大震災ですべてを奪っていった。

そんな時に、救援活動に奔走する役員の代表に師匠からのメッセージが届いた。
『よく耐え抜いてくださった。そして、人々の大救済に、命を懸けて戦い続けてくださっている。感謝しても感謝しきれない』

悲しみのどん底で、寄り添ってくれる師匠の存在に、心が熱くなった。

『まだだ!まだまだ!俺は負けねえよ』

がれきの山に看板を作ることに、どんな意味があるのか。
それは分からない。
しかし…
被害者の苦しみを我が苦しみとする師匠の言葉に、師の思いに、応えたかった。
不安、絶望、悲哀、無力感…。
皆が、そんな思いと格闘している。
この看板で、誰かが少しでも元気になれば、それでいいと…。

一人の男性が自転車で通りかかり、看板を見ながら、たたずんだ。
その文字をじっと見つめ、声を絞り出した。

『涙がでるね…生きなきゃ…』

黒澤さんは
今では水回りの修理や『看板に勇気づけられたから』と新しい仕事で市内を走り回る日々だそうです。

『苦しみを苦しみのままで終らせない。必ず力に変えて見せる』



なんか…『生きなきゃ』
と戦っている人は世界中いっぱい居る事。
あらためて思った。


たまに…
少し辛いとか、病気で死ぬかもとか…

自分が世界で一番不幸の様に話したり…思ったり…。

まだまだ
自分の小さ過ぎる心が哀しくなった。
そして…『もっと頑張れる』と改めて思った。



誰かに伝えたく娘に読ました。
『三回も倒産して大変だったね』って


…そこかよ(-.-;)



まだ教える事が有ると娘達の考えに笑った。



黒澤さんの負けない気持ちを俺のブログを読んでる、何人かの病気と戦ってる人達の役に立つと思いブログに載せます。

いつも応援してくれて有難うございます!