化学マジック (中学2年理科の授業の一部)
前任校で撮影したものの再投稿です。燃えるという化学変化を利用した化学マジックです。普通なら燃えてしまうハンカチが燃えずに残ります。
化学変化の学習の導入での一場面です。1年生で学んだ状態変化と違う変化として、「物が燃える」という変化があることを確認し、燃える変化に関する化学マジックを披露!
種明かしをすると、燃える液体は、エタノールと水を混ぜたもの。ある割合で混ぜたものを使うと、エタノールが燃えるものの、水の気化熱によって、ハンカチの温度はあまり上がらず、ハンカチそのものは燃えないで残ります。
この割合は秘密……。そして、その割合も、室温によって微妙に調整が必要です。室温が高い時は、ほんの少しだけ水を多くして、室温が低い時はエタノールをほんの少し多くします。
水が多すぎると燃えないし、エタノールが多すぎるとハンカチも燃えてしまいます。およその割合は、はっきりしていますが、微妙なさじ加減は、経験からくる勘です。
動画は、以下の部分をクリックすると再生して見ることができます。