本日は
「終戦記念日」や「終戦の日」と言われていますが、

厳密には、1945年 8月14日に日本政府がポツダム宣言を受諾し、翌 15日に玉音放送(昭和天皇による終戦の詔書の朗読放送)が流れた日。

昭和天皇のお言葉により、日本の降伏宣言がなされた日です。

神聖不可侵なる天皇陛下のお声から、戦争終結宣言が発せられた、当時の日本国民にとっては衝撃の一日が、8月15日なのです。

米国などは、
日本がポツダム宣言に正式調印した9月2日を、対日戦勝記念日(VJ Day)と呼んでいます。

日にちや呼び方は各国の都合や立場で変わるものです。


改めて申せば、
私達 日本国は、第二次世界大戦の敗戦国となっています。

ですが、私はそう思っていません。

自分が子供の頃に習った歴史教育と、現在の、こと日本近代史における歴史認識の様々な情報が、全くもって違い過ぎるからです。

簡単に言えば、
子供の頃の近代史のお勉強は、歴史では無く、経過を教えてくれていたにすぎませんでした。

確実にオブラートに包まれた、上辺だけの経過です。


何故、欧米列強は日本にABCD包囲網の敷いたのか、

何故、米国は日本にハル・ノートをつきつけたのか、

何故、日本は真珠湾への奇襲攻撃に至ったのか、

何故、日本に原爆は落とされたのか、

何故、負けたのか、

何故、終戦直後の北方領土侵略に正々堂々、戦えなかったのか、

何故、東京裁判なのか、

何故、日米安保なのか、

何故、原発なのか、

何故、日韓基本条約締結後も、日本は謝罪し続けなければならないのか、

何故、竹島は奪われたのか、

何故、今頃になって尖閣諸島問題なのか、

何故、隣国ニ国以外のアジアは日本に友好的なのか、

何故、拉致被害者の方々を未だに助けてあげられないのか、

そして、

何故、日本が敗戦国なのか。


自分も含め、
今の日本人は勉強が足りない。

情報だけは無限に拡がるが、視野はドンドンどんどん狭くなり、

持物はいっぱい増えたが、頭は隙間だらけの空っぽ人間になった。

個人を尊重し過ぎるが故、情に薄く、恥を知らず、道徳を忘れ、

物事の善し悪しを自ら判断出来ず、欲を抑える術さへ手に負えなくなった。


まだまだ未熟ながらの自分の解釈ですが、

多分、日本はまだ、
サンフランシスコ平和条約締結後も、本当の主権を回復できていないんだと思っています。

日米安保 しかりです。


だから、

今日 8月15日は、自分にとってはまだ『敗戦の日』。

戦争は未だ、終わってはいない。

日本が本当の主権を回復し、迎えられる その日まで。


もっともっと、勉学に勤しみ、

今、与えられた自分の力量を信じ、

演義塾を通して後輩の育成に、一人一人に心血を注ぎながら、

真の人間、真の日本人を育てながら、

そして、
様々なお仕事に真摯に臨みながら、

日本人としての誇りを持って、生を完うして行きたい、と思っております。