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- カクヨム:小説
カクヨムにて、
を新規投稿しました。
- あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。
今回分で完結です。
紹介を兼ねて、今日の更新分から一部引用します。
2024年現在、フランス・パリのクリュニー美術館(国立中世美術館)で『シャルル七世時代のフランスの芸術展(LES ARTS EN FRANCE SOUS CHARLES VII)』を開催している。
歴史家たちのトークとは少し違うが、フランス本国における最新の「シャルル七世」評といえるだろう。
まずは、名前を冠した展覧会をやれるくらいには再評価が進んでいることを喜びたい。
この展覧会は、前々回と前回でテーマにした
「シャルル七世の快楽(plaisir)」が本当はどういうものだったかを証明する一助になると思うので、プレスリリース(報道資料)を翻訳して紹介する。
------(中略)------
むしろ私は、私生活の充実した趣味人ぶりを知れてよかったと思う。
激動の時代に生まれて、苦悩の果てにカタルシスを得るのは素晴らしいが、同時に「推し」にはやはり幸せでいてほしいからだ。
ちなみに、展覧会のイメージとして
よく見かけるこちらの画像
シャルル七世が実際に使っていた天蓋だそうで。
絵ではなく刺繍です
続きはカクヨムにて。
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▼歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世
- 暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世
- シャルル七世の歴史的な運命
- 15世紀:同じ時代に生きた人の評価
- 16世紀:没後100年「怪物のような王」
- 17世紀(1)王室の歴史家「フランスの修復者=中興の祖」
- 17世紀(2)最初の科学的研究「歴史家の義務」
- 18世紀(1)「幸運な愚王か、賢君か?」
- 18世紀(2)ヴィラレ神父の『フランス史』
- 18世紀(3)フランス革命時代「君主として、個人として」
- 19世紀初頭(1)ミニエの熱烈な『賛辞』
- 19世紀初頭(2)ブルゴーニュ派から見たシャルル七世
- 19世紀初頭(3)ヴィルマン「柔らかく軽やかな手」
- 19世紀半ば(1)経済学者シスモンディ「最大の功績は、戦争に持ち込んだあるモノ」
- 19世紀半ば(2)アンリ・マルタンの『フランス史』
- 19世紀半ば(3)『フランス史』ブーム——ラヴァレ、ルロワ
- 19世紀半ば(4)『フランス史』ブーム——ミシュレ、ローランティ
- 19世紀半ば(5)アカデミーの歴史家——ミニエ、オーザンヌ
- 19世紀半ば(6)アカデミーの歴史家——ジェラール、キシェラ
- 19世紀半ば(7)近代君主制のアーキタイプ
- 19世紀半ば(8)財務卿ジャック・クールの視点から
- 19世紀後半:新しい『フランス史』(1)炎上
- 19世紀後半:新しい『フランス史』(2)異議あり
- 19世紀後半:イポリット・ダンシン「救いがたい王」
- 19世紀後半:アントワーヌ・ダレスト『フランス史』ゴベール大賞受賞作
- 19世紀後半:ヴァレ・ド・ヴィリヴィルの膨大な研究と残された仕事
- 20世紀:レジーヌ・ペルヌー「」復権裁判の重要性とシャルル七世が果たした役割
- 21世紀(1)フィリップ・コンタミーヌ『シャルル七世』概要
- 21世紀(2)フィリップ・コンタミーヌ『シャルル七世』感想文前半
- 21世紀(3)フィリップ・コンタミーヌ『シャルル七世』感想文後半
\ここから下は自著の紹介/
自著など
📕最新作:アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』
全五幕の歴史・悲劇を翻訳。現在、カクヨムで公開中。
📕新刊:十九世紀の異端科学者はかく語る: ダーウィンの愛弟子ラボックの思想と哲学
ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
📕既刊:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念に書籍を出版。
デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳しました。