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仕様変更でマイページが見えなくなり、アメブロ全般から遠のいてます。
でも、直接、管理ページに入れば更新はできる…
▼事情説明
アメブロの代わりに、下記の3コンテンツが稼働中。
- X(旧Twitter):ちょっとした雑談
- note:しっかりめの雑談
- カクヨム:小説
Heleneさんと美術館に行ってお茶してきたけど、その話はまた後日。
カクヨムにて、
を新規投稿しました。
- あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。
アメブロ更新がぜーんぜん間に合ってませんが、
最新話進んでます。
リヨン大学で文学部教授を長く務め、学部長を経て、リヨン大学とナンシー大学の学長を歴任したアントワーヌ・ダレストは、『フランス史(Histoire de France)』でゴベール大賞を二度受賞した。
ゴベール大賞(grand prix Gobert)とは、アカデミー・フランセーズが歴史学分野で「フランス史の中でもっとも雄弁な作品、またはもっとも功績を残した作品」に授与する賞だ。
研究の信頼性と節度ある判断力において、ダレスト著『フランス史』は、間違いなく19世紀最高の一冊だろう。
長年、研究機関に所属する博識な歴史学者は、1863年に刊行した第3巻でシャルル七世について次のように評価している。
————————————
シャルル七世は、歴代フランス王の中でもっともふさわしくない王としてスタートしたが、最後にはもっともふさわしい王となった。
彼はあらゆる場所で独立と反抗を見つけて、あらゆる場所で勝利を収めた。
彼は、この国が不満と落胆に満ちているのを見つけて、それを拾い上げて自信を回復させ、必要なエネルギーを与えた。
冒頭のシンプルな言い回しがいいですね。まさにこれ!
-
歴代フランス王の中で、もっともふさわしくない王としてスタートして、
-
最後にはもっともふさわしい王になった
これまでみてきたように、
19世紀は『フランス史』だらけですがw
アカデミー・フランセーズから
ゴベール大賞を二度受賞したという、
今回のダレスト著『フランス史』は
もっと知られていいと思う!
同じ作者の『ディドー伝』もおもしろそう。
ジャンヌ・ダルク
アニエス・ソレル
イザボー・ド・バヴィエール
ジャック・クール
彼らの伝記をオムニバス形式でまとめた話だとか。
フランスには、
日本では知られていない情報がたくさんあって
興味がつきないけど…
『7番目のシャルル』の執筆も
ぼちぼち再開しないとね
続きはカクヨムにて。
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作品の後押しになります。よろしくお願いします!
▼歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世
- 暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世
- シャルル七世の歴史的な運命
- 15世紀:同じ時代に生きた人の評価
- 16世紀:没後100年「怪物のような王」
- 17世紀(1)王室の歴史家「フランスの修復者=中興の祖」
- 17世紀(2)最初の科学的研究「歴史家の義務」
- 18世紀(1)「幸運な愚王か、賢君か?」
- 18世紀(2)ヴィラレ神父の『フランス史』
- 18世紀(3)フランス革命時代「君主として、個人として」
- 19世紀初頭(1)ミニエの熱烈な『賛辞』
- 19世紀初頭(2)ブルゴーニュ派から見たシャルル七世
- 19世紀初頭(3)ヴィルマン「柔らかく軽やかな手」
- 19世紀半ば(1)経済学者シスモンディ「最大の功績は、戦争に持ち込んだあるモノ」
- 19世紀半ば(2)アンリ・マルタンの『フランス史』
- 19世紀半ば(3)『フランス史』ブーム——ラヴァレ、ルロワ
- 19世紀半ば(4)『フランス史』ブーム——ミシュレ、ローランティ
- 19世紀半ば(5)アカデミーの歴史家——ミニエ、オーザンヌ
- 19世紀半ば(6)アカデミーの歴史家——ジェラール、キシェラ
- 19世紀半ば(7)近代君主制のアーキタイプ
- 19世紀半ば(8)財務卿ジャック・クールの視点から
- 19世紀後半:新しい『フランス史』(1)炎上
- 19世紀後半:新しい『フランス史』(2)異議あり
- 19世紀後半:イポリット・ダンシン「救いがたい王」
- 19世紀後半:アントワーヌ・ダレスト『フランス史』ゴベール大賞受賞作
\ここから下は自著の紹介/
自著など
📕最新作:アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』
全五幕の歴史・悲劇を翻訳。現在、カクヨムで公開中。
📕新刊:十九世紀の異端科学者はかく語る: ダーウィンの愛弟子ラボックの思想と哲学
ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
📕既刊:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念に書籍を出版。
デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳しました。