ヒヨコ初めての方向け紹介文:①ガイドのグレイさんと私(2018年1月13日up、2023年4月22日追記)
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カクヨムにて、

歴史家たちのポジショントーク:

暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

を新規投稿しました。

 

 

  • あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。

 

 

 

 

 

紹介を兼ねて、最新話から一部引用します。

 

 

 アンリ・マルタンは、1834〜36年にかけて『フランス史(Histoire de France)』全15巻を刊行し、このときの経緯はすでに書いた。

 

▼19世紀半ば(2)アンリ・マルタンの『フランス史』
https://kakuyomu.jp/works/16818093075033117831/episodes/16818093075398666614

 最初の『フランス史』の成功を受けて、マルタンは手直しした同著を1838〜53年にかけて18冊刊行。さらに、1855年に既刊とはまったく異なる、全面改稿した新しい『フランス史(Histoire de France)』を始めた。これは、歴史家アンリ・マルタンの最新の言葉であり、シャルル七世に対する最終的な評価といえる。

 

————————————
 シャルル七世は、行動力はあるが頑固、軽薄で「夢想家」、善を疑い、悪を信じる。父と兄の命を奪った淫乱(voluptés)の影響により、思春期のころから軟弱で、年相応のエネルギッシュな情熱も心身の活発さも見られなかった。

------(中略)------


 シャルル七世の実用的なエピクロス主義(épicuréisme、快楽主義)は、心の痛みから逃れるために、邪悪な出来事からできるだけ距離を置いた……。

 その後、ずっと後になって、年齢を重ねたことがシャルル七世の能力に好影響を及ぼした。彼の高潔な精神はもはや無意味ではなかった。仕事と行動する能力、意志、人格、すべてが彼の中にある程度現れた。

 この変化は非常にゆるやかで、シャルル七世は偉大なものすべてに対する嫉妬と不信感という、小心者ゆえの悪癖を治すことができなかった。よく尽くされるほどに嫌悪や恐怖を感じ、それを払拭できなかった……。

 

19世紀後半:新しい『フランス史』(1)炎上引用)

 

 

 

エピクロスですって!!

 

本題から外れますが、ジョン・ラボック著

『十九世紀の異端科学者はかく語る -The Pleasures of Life-』

で何度か出てきた古代ギリシャの哲学者ですね!

 

 

 

 

 

 

 

このブログではおなじみ、

3月末のスペースでちょっとだけ明かしましたが、

「シャルルさん」と「ラボックさん」は

10年にわたる前世記憶探求の過程で出てきたキャラクター

(前世や輪廻を主張する気はないので、飽くまでもキャラクター)

 

 

この設定を受け入れるなら、

シャルル七世とジョン・ラボックは

中身(魂)が同じということになる訳ですが…

 

 

 

共通点を探すつもりはないのにさ!

 

シャルル七世評でよく登場する

「快楽(plaisirs)」という言葉は

ラボックの著書名(Pleasures)と同じだし!!

 

さらにエピクロスまで出てきて、

えぇ、やっぱり君たちの中身は同じなの?という

思いが再燃…炎 もうどっちでもいいんだけどな!

 

 

 

話を戻します。

 

シャルル七世は

「君主に必要な能力をすべて備えている」

とまで評価する歴史家もいるのに、

「よく尽くされるほどに嫌悪や恐怖」を感じている。

 

自己認識との大きなずれを感じます。

 

ジャンヌ・ダルクが命を賭けたり、

リッシュモンが好意や忠誠心をささげるほど、

シャルル七世はつらくなってしまうのでしょうね。

難儀な性格だこと…😢

 

 

さて、今回紹介した

アンリ・マルタンの新しい『フランス史』は、

刊行当時、無視できないほどの論争を引き起こしたらしい。

今風にいうと炎上したようなのです…

 

 

 

 

 

続きはカクヨムにて。

 

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▼歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

 

 

 

 

 

 

\ここから下は自著の紹介ニコニコ

 

 

  自著など

 

 

📕最新作:アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』

全五幕の歴史・悲劇を翻訳。現在、カクヨムで公開中。

 

 

 

 

📕新刊:十九世紀の異端科学者はかく語る: ダーウィンの愛弟子ラボックの思想と哲学

ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

 

 

 

 

 

📕既刊:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念に書籍を出版。

デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳しました。

 

 

 

 

 

Web上で公開しているタイトル一覧


📕【少年期編・完結】7番目のシャルル、狂った王国にうまれて 〜百年戦争に勝利したフランス王は少年時代を回顧する〜(表紙絵あり)

小説家になろうカクヨムアルファポリス

 

 

📕【青年期編】7番目のシャルル、聖女と亡霊の声

カクヨム

 

 

📕19世紀の異端科学者はかく語る(改稿前)

序文新章「訳者の感想文」

 

 

📕神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(改稿前・表紙絵あり)

カクヨムアルファポリスnote