ヒヨコ初めての方向け紹介文:①ガイドのグレイさんと私(2018年1月13日up、2023年4月22日追記)
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カクヨムにて、

歴史家たちのポジショントーク:

暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

を新規投稿しました。

 

 

  • あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。

 

 

 

 

 

紹介を兼ねて、最新話から一部引用します。

 

 

 ルイ14世と『コルベールとその行政史』に関する優れた著作で知られるピエール・クレマンは、1853年に『ジャック・クールとシャルル七世(Jacques Cœur et Charles VII)』を2巻刊行した。

 コルベールはルイ14世の財務総監として、ジャック・クールはシャルル七世の国王会計方として知られる。時代によって役職名と権限が少し違うが、どちらも王室費の管理と国家の経済を任されている、いわゆる財務大臣にあたる。

 

 クレマンは、この有名な資本家ジャック・クールの生涯を辿りながら、様々な評価を受けるシャルル七世と向き合い、この王についてどう考えるべきかを自問している。

 

————————————
 シャルル七世ほど、さまざまに矛盾した評価を受ける王はいない。
 ほとんどの歴史家が、彼の欠点ばかりを取り上げ、個人的な功績を否定してきた……。 もし私が、この人物を正しく理解しているとすれば、その時代の正義に反するからと、歴史家の生贄にされてきた……。

 シャルル七世の生涯は、二つの時代にはっきり分けることができる。

 治世の最初の十数年間は、意志の弱さと自信のなさを露呈し、強引に押しつけられた寵臣たちに主導権を握られることを許した。

 ルイ十四世の言葉を借りれば、「王という仕事は、他のどんな仕事よりも経験に基づいた教訓を必要とする」ものである。

 

 ひどい経験と教訓を経て、シャルル七世はより賢く慎重になり、当初は欠けていた自らの意志、政治的な精神力、迅速な行動力をついに身につけた。

 

------(中略)------
 

 本当のことを伝えよう。政治的にも行政的にも、フランスは一種の混沌から抜け出し、新たな時代が始まったと言ってよいだろう……。この時代のすべてを注意深く見れば、新しい社会の真の出発点であったことは誰が見ても明らかだ……。
 

 当時の年代記を研究すれば、歴代フランス王の中で、生前にこれほど愛され、人気のあった王はいないと想像できる

 

19世紀半ば(8)財務卿ジャック・クールの視点から引用)

 

 

 

ピエール・クレマンは、

私もうっすら思っていたことを

はっきり言葉にしてくれました!

 

 

  • その時代の正義に反するからと、歴史家の生贄にされてきた
  • 当時の年代記を研究すれば、歴代フランス王の中で、生前にこれほど愛され、人気のあった王はいない

 

15世紀当時の人たちよりも、

後世の人間(歴史家だけでなく一般大衆も含む)

によって悪印象が作られていると…

 

 

😢

 

 

もしシャルル七世が、

大衆がイメージするような

愚王・暗君だったとしたら

 

ジャンヌ・ダルクはピエロも同然で、

彼女が聞いた天使の声は見込み違いだったと

いうことになるし、

 

あのクソまじめwで義理堅いリッシュモンが、

イングランドとの臣従関係を破棄してまで

シャルル七世にこだわったことや、

どんな時でもシャルル七世を敬意を払い、

「信頼されたい、愛されたい」と願っていたことなど…

 

シャルル七世がつまらない人間だったなら、

ジャンヌ・ダルクもリッシュモンも

そういう反応をしないと思うのですよ。

 

なぜなら、この二人は

損得勘定で動くタイプではないから。

 

 

 

 

 

続きはカクヨムにて。

 

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▼歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世

 

 

 

 

 

 

\ここから下は自著の紹介ニコニコ

 

 

  自著など

 

 

📕最新作:アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』

全五幕の歴史・悲劇を翻訳。現在、カクヨムで公開中。

 

 

 

 

📕新刊:十九世紀の異端科学者はかく語る: ダーウィンの愛弟子ラボックの思想と哲学

ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

 

 

 

 

 

📕既刊:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念に書籍を出版。

デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳しました。

 

 

 

 

 

Web上で公開しているタイトル一覧


📕【少年期編・完結】7番目のシャルル、狂った王国にうまれて 〜百年戦争に勝利したフランス王は少年時代を回顧する〜(表紙絵あり)

小説家になろうカクヨムアルファポリス

 

 

📕【青年期編】7番目のシャルル、聖女と亡霊の声

カクヨム

 

 

📕19世紀の異端科学者はかく語る(改稿前)

序文新章「訳者の感想文」

 

 

📕神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(改稿前・表紙絵あり)

カクヨムアルファポリスnote